ドイツ語の名前の愛称(Spitzname)のつけ方にこれといったルールはないと言うか、日本と同じ様に、家族や友達、本人によって付けられます。無い人も、勿論たくさん居ます。
ただ、ニックネームは名前を縮めたものや、両親や祖父母が子供や孫に対して、-chen〈日本語の「ちゃん」にあたる)やーMaus(ミッキーマウスやミニーマウスみたいな感じです。)を付けて、例えばAnnachenとかInamausとか呼びます。(使われるのは小学校低学年くらいまでです。)
また、身体の特徴やその人の功績もニックネームになります。例として、神聖ローマ帝国の皇帝Friedrich I世は Barbarossa (赤ひげ)ニックネームのほうが有名です。
また、サッカーで有名なFranz BeckenbauerはKaiser(カイザー:皇帝)と呼ばれています。
Steffiは 名前(Stefanie)の略で, Jenny (Jennifer) Olli (Oliver)TomまたはTomiはThomasの略。Susi(Susanne)、Hansi(Hans)、Fritz (Friedrich)、Ina (Christina), Dan,Danny(Daniel)、Mick, Mickey(Michael)、Bill、Billy(Wilhelm)
Hoffe は Hof(f)mannの姓字から、 Schmitti もSchmidt または Schmittの姓字からの略です。
F1で有名なMichael SchumacherはSchumiと呼ばれています。
ローデリヒ、RoderichはRoderichenとかRoddy,とかRichyが考えられますが、ニックネームのつけ方にこれといった規則は無いので、本人に聞かないと確かなことは分からないと思います。
Sisiで有名なオーストリア皇帝Franz Josephのお后Elizabethも、何でSisiなのか調べても分かりませんでした。普通でしたらEli, Lizaとか
なんて呼ばれると思います。とにかく、Sisiと呼ばれるElizabethは彼女だけです。