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スーダン民主共和国への援助活動などについて。

スーダン民主共和国のことについてしらべたのですが、スーダンは、諸外国からの支援が全面停止になったり、技術協力などでは日本が今までは協力していたのに今では原則として協力をじっししていないということがわかりました。なぜそのようになってしまったのかがわかるひとはおしえてくれるとうれしいです。

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  • neil_2112
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回答No.2

こんにちは。 また、ですが、ちょっと補足させてもらいます。 やはり食料援助の話の前には、内戦のことも触れないとわからないと思いますので。 スーダンの激しい内戦は1983年から続いています。 内戦と干ばつのダブルパンチによる死者は、累計でなんと200万人という推計を出している団体もあります。 イスラム系の政府組織に対してスーダン人民解放軍(SPLA、キリスト教信者が多い)という反政府軍が覇権を争ってきたわけです。 ただでさえ食料が乏しい状況ですので、双方にとって援助物資の扱いは重要な意味を持ってきます。つまり、お互いが自分のほうに援助を確保しようとすると同時に、相手にわたりそうな援助を武力でさえぎろうとするからです。2年ほど前に、援助のための飛行機が撃墜され、WFPの支援スタッフが死亡した、ということがありました。このあたりが、先に回答したように各国の不安をかきたて、援助に二の足を踏ませる原因のひとつです。 もうひとつ大事なことは、イスラムの問題です。話題のビン・ラディンが90年代にスーダンに住んでいたことは知っていますか? このこと(だけではありませんが)がアメリカにとってスーダンの心象を決定的に悪くしました。スーダンをアメリカは「テロリスト国家」と名指しするようになったのですね。このこともあって、各国の公的な援助がきわめて困難なものになりました。 今調べてみると、しかし、1月19日にやっと停戦合意が結ばれたということです。まだ局地的停戦ですが、双方ともこの合意を国土全体に広げたい意向がある、とされていますので、将来的にはまた積極的な援助を再開できる環境が整いつつある、のかも知れません。 期待したいと本当に思います。 以上、長い回答になりましたが、参考になれば幸いです。

kahotin
質問者

お礼

ふたたびありがとうございました。 とてもくわしかったのでとても参考になりました。しかしスーダンにあのビンラディン氏がすんでいたというのにはびっくりしました。

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  • neil_2112
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回答No.1

こんにちは。 また回答します。 まず初めに一般論としていうと、一口に「支援」といっても様々あります。たとえば食料の支援だけでも緊急的な支援もあれば食料増産のための資金援助もありますし、指導員を派遣した実施の農業技術指導もあります。その他、学校建設や識字問題などの教育関連支援、技術支援、インフラ整備のための開発支援、青少年などの交流支援、文化支援…などなど、支援といっても極めて多岐にわたります。 大事なことは、相手にもっとも必要なものを優先的に支援すること、そしてその支援が無駄にならないよう効率的・効果的に利用されるようにする、ということです。 スーダンに関して言えば、一番必要とされているのはこの前の回答にも書いたように、技術協力などよりも緊急食料援助だと思います。しかしこれも、そもそも受け入れ体制が整っていないと困難です。内戦状態という現状で支援物資を届けるにしても、そもそも安全がある程度確保されていないとできませんし、届けたとしても、略奪や独占を排除しつつ必要とされているところに確実に届けられるのか、またそれを確認できるのか、というと実際困難な面がいろいろあると思います。 スーダンへの支援は全面停止ではなくて、キリスト教関連の団体などかなり活動している組織はあるようです。しかし、国レベルでの公的な援助となると、今あげたような問題でどうしても腰がひけてしまう、という傾向は避けられない、とは思います。 ちなみに、日本の政府レベルでは、アフリカ全体に対して重点的な援助を続けています。 二国間援助のうち、食料援助では全体の55%にあたる73億円をアフリカにあてていますし、食料増産援助では同じく4割にあたる120億円を拠出しています(数字は平成8年)。アフリカ開発銀行(AFDB)への資本金も、日本が14%を出資していて、これは域外の国としてはトップです。 前の回答を見直すと、2つケアレスミスをしていました。 WFPを国際食料計画としましたが、正しくは世界食料計画。それと、スーダンの人口を340万人としましたが、3400万人のタイプミスです。ごめんなさい。 答えになるかどうかわかりませんが、一般論として考えてくださいね。

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