安全性に関してはこれまでのご回答で尽きていると思います。
しかし、世間一般での化学物質に対する感情的なアレルギーは昔に比べて強くなっているように思います。今回のご質問の内容も、まさにその「アレルギー」によるものだと思います。
そういったアレルギーに対する企業側の対策として、「自然の原料から作った・・・」というような宣伝をしますが、これもまたおかしな話で、仮に原料が安全であったと仮定しても、それに化学的な加工を行えば、安全である保障はなくなるということです。
想像ですが、サトウキビからグルタミン酸ナトリウムを作る方法は、安全性よりもコスト面の問題が大きいと思います。それをうまく利用して宣伝したということでしょう(これは安全ではないという意味ではありません。念のため)。しかし、極端な話、サトウキビから毒薬を作ることも可能であり、安全なものから作ったから安全であるという議論は、化学的に見れば極めてナンセンスです。
すなわち、消費者の間に根強く残っている、天然物信仰のようなものが大きな問題だと思います。安全であるかのように言われていた、アガリクスの毒性が指摘されたことも記憶に新しいですし、アカネ色素の毒性が報告されたこともありました。
フグ毒や種々のカビ毒など、自然界にも毒物が多く存在しています。すなわち、過度の天然物信仰は危険性をはらんでいるということです。そう言うことも認識した上で、賢い消費者になりたいものです。
とんでもない脱線をした回答になってしまいましたが、参考になりましたら幸いです。
お礼
回答どうもありがとうございます。 私は微生物を専攻してきたので、こう誤解があることが すごく残念です。 まわりの食べ物は 遺伝子組み換えはなくとも 品種改良の度重なる結果の末に店に並んでいるし、 化粧品の○○はよくないですよね? とか 着色料、防腐剤のことで毛嫌いしている人を見ると、 理解してよ!!って思ってしまいます。 おっしゃる通り すべて世間一般での化学物質に対する感情的なアレルギーは昔に比べて強くなっているように思います この通りだと思います。 適量を守れないのは論外、きちんと適度な良なら安全なことと 気にしていたら水道さえ飲めないことを深く理解して欲しいです。 このような知識がより深く 多くの人に知ってもらえたら 私はうれしいです。