こんにちわ
たいがいは、「N値計算」という計算手法にもとづいた計算書があるはずです。
使用金物の種類と数を決定するにあたり、国土交通省の告示どおりの仕様だと、すごい数の金物を使うはめになってしまい、コスト的にも大変なのと、金物のボルト穴をそれだけ沢山あけなければならず、告示どおりの方法だと柱や梁が穴だらけになってしまう強度面でも心配されています。
そこで、個別に構造計算を行なってよけいな穴開けによる強度低下や不必要なコストの上昇を抑える方向でたいてい家は建てられています。
さいきんのマンション偽装問題でクローズアップされているとおりに、構造計算はとても専門的で建築士なら誰でもできるかというと、本当に構造専門の少数の建築士しかなかなかできない難しいものです。
それではなかなか個人の木造の家も建てられないので、小規模な木造の家では「N値計算法」という誰でもできる略算方式の構造計算が多く使われています。
このN値計算書を見ると、「どんな力がどこに係るから、この場所の金物は○○号の金物を使うことに決定した」…という決定の過程が記されています。
#1の先生が遠回しにおっしゃってくださっている要求書類とは、具体的には「N値計算書」を見せてください、と頼むことになります。
(非常にお金をかけて他の計算方法をしている場合はN値計算書でない場合もありますが、「構造計算書」と言えばすべてを含むことになります)
N値計算のしかたについては、素人でも数学が得意な人ならすぐわかるので、本屋さんの参考書やネット上の資料などをいろいろ複数当ってみてください。
他の本格的な構造計算を実施している場合は、ちょっと素人では太刀打ちできないので、信頼できる第三者の建築士のかたに相談してみて下さい。
(電話帳で現在おすまいの地元か、建設地の「建築士事務所協会」に問い合わせてみてください)
お礼
早速の解答ありがとうございました。やはりそうですよねいくら施工業者とはいえそこまでの知識はないですよね。金物をつけなくてはいけないと言うことは知っていても。