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釉薬について
今まで楽焼をしてました。楽の焼成もしてました。本焼きがしたくて陶芸灯油窯を買いました。酸性・還元もしてみたいと思っています。本焼きは初めてで先生にもついていませんが、挑戦してみようと思っています。 釉薬がいろいろあり、迷ってしまいます。初心者に向いてる釉薬、又薄い色の釉薬教えてください。注意点等がありましたら教えてください。
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>窯はマルニで買いました マルニならば.3号石灰か4号石灰(どちらか忘却)が石灰透明釉です。これが一番楽です。注意点として.4号石灰か3号石灰(どちらか忘却)が「石灰乳白釉」です。これは.雨が降る時(雰囲気として水が多い)に焼くと流れやすい場合があります(温度次第です。温度が低いとマットになる)。 マルニの窯の場合に熱電対温度計がついてくる時があるのですが.この温度計の読みは参考程度にしてください。というのは.釉薬はある程度の温度とその温度の継続時間で融点が決まります。従ってSK7が融倒しはじめてていれば.温度計が1300度をさしていても.1200度をさしていても.SK7(1250度)です。釉薬の特性からゼーゲルコーンという温度計が使われているのですから。 なにもかも初めてという場合の人では.10回ぐらい窯が下痢すると思います。10回くらいは軽い気持ちで焼いてください。轆轤を使っているのであれば1kgの粘土で湯飲みを何個作れるか.1窯分の品物を何日で作り上げるか.等成形の練習をするのに良い時期です。素焼き5回分(素焼きは品物を重ねて焼けるので本焼き2回分程度を焼くことが可能)の成形の練習をして.10回本焼きやれば.大体感じがつかめるでしょう。窯の大きさがわかりませんが.マルニの一番安い灯油窯として.45cm角程度.棚板3-4枚ですから.湯飲み100個程度でしょう。20cm超過の品物は素焼きの時に爆発(加熱速度が速くて水の蒸発が遅いため)しやすいので.窯になれるまでは成形高さ10cmで押さえてください。 湿度の影響を受けるので.天気と温度と窯の中の色・煙突から出ている煙(炎)・石油の目盛り・空気の目盛りの状態を記録してください。後で使う時があります。 窯出しの時には.どのあたりが生焼け(マット状態)か融け過ぎ(ゆの流れ)か青色か黄色かを記録してください。マットでSK2-3低く.流れはSK2-3高い場所です。他の釉薬を選定する時に使用します。つまり.温度が低い場所にはsk2-3低い釉薬を.温度が高い場所にはsk2-3高い釉薬を選定します。これで.石灰系透明油・乳白油・マット油が自由に使えるでしょう。 マルニの石灰釉は.多少鉄が入っています。鉄の存在を隠すためにコバルトがごく微量入っていいます。従って.還元の所には青白く.酸化のところはやや黄色く発色します。なれると.この違いをわかるようになります。これは.次の釉薬の選定に使います。酸化のところには鉄系褐色釉か黒色釉を.還元のところは鉄系青釉を選定します。鉄系釉薬を使うようになったらば.バーナーと空気量を変更して.自分の好きな部分の領域を広げる方法を調べます。還元になるように空気を絞ったらば.どのように還元の部分が大きくなるか.空気を多く入れると酸化の部分がどのように大きく広がるかを調べます。この調節方法を覚えることが必要です。これで.鉄系青油・褐色油・黒色油が使えるようになります。ただし.油滴・ようへんは焼き方が多少異なります。 一応楽な.石灰系釉薬と鉄系釉薬について書きました。
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>初心者に向いてる釉薬 石灰系透明ゆならばsk6-10の範囲で大体失敗はないはずです。 最初はゼーゲルコーンを3本(目的の温度プラマイ1)を1組用意し.窯の上・中・下の3個所において温度の違いを覚えてください。 石灰系透明油でしっぱいしなくなったらば.雰囲気を変ええても失敗しないでしょう。 品物は1割膨張して1割縮みます。物を詰める時には注意してください。 最後に.購入店名をお知らせください(マルニ・シンポ・イセキュウ等)知っているゆやくならば答えられます。
お礼
いろいろと教えていただきありがとうございます。 石灰系透明釉を買って焼いてみます。又わからない事が出ましたら教えてください。窯はマルニで買いました。
お礼
とても詳しく教えていただきありがとうございました。まだよくわかりませんので、印刷させていただきました。本焼きするときの資料として参考にさせていただきます。強い見方ができたようで、自信がもてました。心よりお礼申しあげます。