>温度はたぶん1200度ぐらい(電気釜、酸化)。
SK4a-6a程度。多分1200度までの窯が1250度用窯よりも低価格なので.最高使用温度1200度の窯でしょう。
>チューブ入り下絵の具
5色セットならば.スピネル系顔料ですから.中性から酸化の雰囲気。物によっては1140度(SK4a)が限界。
>信楽の白
加工土ならばコバルト入りで鉄が1-2%含まれている。天然土ならば.コバルトなしの鉄が1%未満。
>3号釉1kg
多分.マルニかシンポのSK7-10用石灰系透明釉でしょう。
減量が覚えていないので.次の方法で試してください。多分1割程度以下の分量の亜鉛華を入れると大体ご希望の温度用の透明ゆになります。
暖炉の灰は土灰といい.主成分が水酸化カルシウム・酸化カルシウムです。水でさらして.アルカリを溶かすだけ溶かしてから使いますから.成分が安定しません。
藁灰は.99%二酸化珪素で近似できます。温度を上げるだけです。
大雑把では.
2割石灰.3割石英.2割長石.残りがカオリンがSK5用.
1-2割石灰.1-2割石英.長石が3-5割.残りがカオリンがSK7-10用
です。3号石灰の意味は.元となる釉薬1単位(1斗.18リットル)に対して.石灰を3合(1合=180cc)入れたという意味ですから.元の釉薬13合に対して.2合の石灰を入れれば.大体SK5で透明ゆになると見当がつきます。
が.うまくいくかどうかはやってみないとわかりません。
土灰は鉄を含むので色が黄色くなりやすいので.
>白地にくっきり
といかない場合があるから.代用として.亜鉛華を使います。
3合石灰を10gぐらい計って.亜鉛化を0.2g間隔で0.5gから2gの間で添加して.実際に焼いてみるて.素の割合で.3合石灰に亜鉛化を加えて.作る
という作業を行って作ります。
実際のところは.窯によって多少変化します。亜鉛化が入っているとスピネル顔料が消えることがあるので.テストピース(色見本用小さな破片)に線を1そろい書いて.ためしに作った釉薬をかけて.窯で焼く
焼いて.うまくいったらば.この兆合でたくさん作る。
となります。テストピースに消えない文字として.何かを書く(テストピスの番号を書いておく)場合には.酸化コバルト(群青色の陶芸用顔料)を使ってください。ただ.コバルトは値段が高いです。
本格的に作るのであれば.
上皿天秤(100g用で7000円から1万円)と薬しゃじ(100円ぐらいかな)と薬包紙1束100円と小さな乳鉢を5個か10個.1個300円から500円ぐらいかな。
参考書としては.しらきよういち.陶芸のための科学
でしょうか。
関東地方の方ならば.栃木県益子町の益子焼組合で.「ナミ白」という釉薬がたしか1リットル200-500円くらいなので.石油缶持参で買いに行く(1リットルの計り売り)と1万円くらいでおつり。ただし.この釉薬は鉄が2-3%含むので.全体的に黄色っぽくなります。亜鉛化が20kg1袋で.今いくらかな。昔は5000円ぐらいだったのですが。乳鉢は400円だったのです。ただし.私が使う分をすべて手元にそろえてしまったので.現在の価格はわかりません。
液体なので.十分かき混ぜて.プラスチックヒーカーに半分(100cc)とって.亜鉛化を3g計って.混ぜて....という作業になるでしょう。
加える粉(亜鉛化)に少し食紅を混ぜておくと.きれいに混ざったかどうか.見るのに便利です。
ただ.低温釉を購入したほうが試し焼きの代金を考えると.安くなりませんか。ゼーゲル式を書いておきます。
0.20K2O
0.70CaO
0.10MgO
0.40Al2O3
3.50SiO2
素木洋一.釉とその原料.p456.ぎほうどう(1968)
5058-15005-1419
M2O+MOの内適当に亜鉛化で置きかえれば.大体温度が下がります。
お礼
すごく詳しい説明で分かりやすいです。 なんとかやってみます。ありがとうございます。