遺言がなかったものとすると、
遺産分割には相続人全員が合意した遺産分割協議書が必要となります。
逆に言えば、相続人全員が合意すれば、法定相続分と異なる遺産分割も可能です。
また、相続放棄を行えば、その人は初めから相続人でなかったものとみなされますが、
いくらかでも相続する意思がある以上、相続放棄ということにはなりません。
ですから、法定相続分はあくまで、
叔父、叔母２人…各1500万円
兄、「shige1100207」さん…各750万円
となります。
あとは、叔母と兄の意向を受けて、残りの相続人が合意に達するよう、協議することになります。
この場合、こうでなければならないという決まりはありません。
例えば、
兄が650万円、叔母１人が1300万円の相続分を辞退したとみなして、
ここで生じた合計1950万円の遺産を残りの相続人でさらに分けると考えて、
「shige1100207」さんの法定相続分に
1950万円の５分の１(叔父叔母は各５分の２)である390万円を加えた1140万円を主張する、
あるいは、
「shige1100207」さんの親が存命ならば得られた相続分３分の１を兄弟で代襲相続すると考えれば、
兄が辞退した650万円の上乗せ(合計1400万円)を主張することも可能だと思います。
話し合いがまとまらない場合は裁判所に調停を申立てることもできます。
お礼
大変参考になりました。どうもありがとうございました。