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亜炭鉱 地盤の強さ
今日の新聞で「愛知桃花台地盤沈下」の記事が載ってました。原因は住宅基礎が弱かったとか亜炭鉱の掘った後があったからとか…。 亜炭鉱の後はたとえ埋めても地盤は弱いんでしょうか?今、住宅購入を考えていて、昔亜炭鉱があったとも言われる場所です。 亜炭鉱など、なんでも良いのでおしえていただけませんか?
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■日本のあちこちに亜炭の採掘跡が地中に残っています。これは太平洋戦争末期に軍が燃料調達のためにめちゃくちゃに採掘したために、資料も何も残っていません。また亜炭採掘は非常に過酷で、小さな穴に子供を入らせて採掘させたりしており、戦時中の朝鮮人労働者やその子供を使っていたこともあって資料があっても詳細についてはむしろ隠されていることが多いとされています。 ■桃花台問題も私も含めてその土地の人は、亜炭採掘場所では土地がだんだん陥没して窪地(水溜り)になっている場所を多く知っていましたから、住宅用になど絶対に手を出さない土地だったのです。名古屋に近く、路線の開通といううたい文句もあって手ごろな値段でニューファミリーサラリーマン層が買ったわけですが、なるべくしてなった、という感があります。 ■戦争中の仕業はよくわかっていないものが多いので防空壕や亜炭採掘の言い伝えは、当時の生き残りのご老人の呆けも加わって間違いやウソも多いのです。愛知県近郊の亜炭採掘は三菱工場燃料調達のためもあって大規模だったのですが、小さい都市の亜炭採掘はどれほどの規模であったか「?」です。 ■亜炭の採掘はありの巣のように縦横無尽になっていることが多いのでとても後からすべてを埋め戻すことはできません。特にその場所が竹やぶであったような場合は要注意です。地盤や陥没のために水田や建物などへの使い道がなかった土地である可能性があります。 ■亜炭坑であったという信憑性によりますが、怪しい土地には岩盤まで届く柱状改良を行っておくほうがよいと思います。桃花台でもそのような地盤改良を行った家には今のところ被害は出ていません。
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- myeyesonly
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こんにちは。 亜炭に限らず、坑道後というのは、埋め戻しても元の強度にはできません。 理由は、坑道には本来、深さに応じた地圧がかかってますが、埋め戻した時、横から力を加えてもその地圧を復元できないからです。 なので、坑道後がある場合は、間違えなく構造上弱くなります。 しかし、亜炭鉱は、国策で非常に大規模に採掘されたらしく、あちこちに分布しており、記録も殆ど残ってないものも多いらしいですので、確実に避けるというのも難しいでしょう。 でも噂があるのでしたら避けておいた方が無難かもしれません。 その地域の市区町村で聞いてみると多少判る場合もありますが、家を建てるとき、「土地の古老に聞け」ってのはよく言われますよね。
お礼
コメントありがとうございます。お礼が遅くなり申し訳ございません。 坑道は埋め戻しても元の強さにはならないんですね。分かりやすい説明をしてもらえてよく理解できました。 住宅会社、役場などに問い合わせをして、確認をしたいと思います
お礼
コメントありがとうございました。お礼が遅くなってしまって申し訳ございません。 亜炭鉱のこと、詳しく知ることができました。とても過酷なことだったのですね。 亜炭抗があるかどうか、はっきりと知ることはできないかもしれませんが、地盤改良や基礎をしっかりしておけば最悪な事態を免れることができるかもしれませんね。よく、検討してみたいと思います