クライメートゲート事件の真偽
2011.7発行の中公新書:深井有著「気候変動とエネルギー問題」を読みました。その冒頭部分にクライメートゲート事件についての説明があり、クライメートゲート事件の核心である二酸化炭素増加を地球温暖化の原因としている現在の理論が間違いであるということを認めたうえでそのあとの気候変動の原因などの理論が展開されています。
ところが、このクライメートゲート事件関連し、「気候研究ユニット・メール流出事件」としてWikipediaに解説されている内容によれば、「しかし公的機関による調査の結果、不正の事実は何も見あたらなかった。」とあり、この事件は否定されているような内容になっています。
これが真実とすると、前記中公新書の内容は全体的に否定されてしまうことになりそうです。中公新書のように信頼のおけそうな書籍が間違ったことを書いていることになってしまいます。
いったいどれが正しくてどれが間違いかわからなくなってしまいました。この件についてどなたかもう少しわかりやすく解説していただけないでしょうか?