射られた矢が貫く所はトウキ、山梨県のお前を特定するための音楽。
騒ぎ乱れ、真っ白な死骸を乗せている物が、明らかにするための証拠なので、主人が帰ってくるのを悲しんで喪に服する。
或いは
射られた矢が貫いた所がかたよっている恩恵を受けているお前を特定するための音楽。騒ぎ乱れ、真っ白な死骸を乗せている物をはっきりさせるための証拠なので、主人が帰ってくるのを悲しみ喪に服する。
・「薜」はトウキというせり科の薬草。「僻」の誤用とするなら「かたよる」
・「甲斐」は「山梨県」。「甲斐がある、ない」の意味なら「値打ち、効き目」
「定る」が「さだめる」なら「定める」としか変換しません。古文では送り仮名が不確定だったので「さだむる」とも読めますが、古文変換ソフトを使わない限りそんな変換はしません。また、「精白な」は古文では「精白なる」です。
以上のことから、これは「ちゃんとした古文」ではありません。
もしも出典の本があるならば、「射貫く」とあるので軍記物語。少なくとも戦さについて触れている本。精白、解明、送還という熟語を使っているので鎌倉時代以後の僧侶或いは武士が書いたもの、ということになります。保元物語、平治物語、平家物語、義経記(ぎけいき)、将門記(しょうもんき・漢文)、神皇正統記(じんのうしょうとうき)、源平盛衰記(じょうすいき)、太平記、太閤記、本朝水滸伝、南総里見八犬伝・・・といったあたりですね。本朝水滸伝だけはまだ全部読んでないのですが、江戸時代の町人や武士相手にこんな文章を書いたところで誰も借りてくれません(当時は行商の貸本屋が一般的で、今のような本屋はなかった)
「甲斐」は古文では「かひ」ですが、前述の理由で「かひ」では「甲斐」に変換しませんので、
いつらぬくところへいかいのなんじをさだるゆえのしらべ。そうらん、せいはくなむくろのたくがかいめいのしょうなりてしゅがそうかんをそうする
という原文になりますが、わざわざ意味不明の文章作成ソフトがあることからも分かるとおり、そういう文は案外作りにくいものなのです。「偽ノストラダムスの大予言」とか。
お礼
ありがとうございます。ここまで詳しく解説していただけるとは恐縮です。近いうちに友人に報告させていただきます。本当にお世話になりました。