なりません。人間とその他の動物は違う種だからです。
なぜなら、約何百万年か前に違う方向に枝分かれして以降、サルの中でも人間に近い種であっても、今現在その種が生きている環境に適応して変化したからです。
ある種がいなくなったからといって、その種が生態系で占めていた地位に別の種が入り込み取って代わることはありますが、その取って代わった種が元いた種と同じ形態の同じ種に進化するというのはありえません。
それに当時とは環境が違います。この数百万年の間に、非常に大きな環境の変化が数えきれないほどありました。 同じ環境は二度と訪れません。人間が完全直立二足歩行と大脳の肥大化を手に入れるに至った環境はもうありません。(直立二足歩行を手に入れたが大脳が肥大化しなかった種もいます)
つまり現世人類が出現した条件というのは、非常に多くの偶然が積み重なった上に現れたもの、という言い方をすることもできるでしょう。
現在のサルが完全直立二足歩行に進化しうるような要素がもうないかもしれません。従って、これまた多くの偶然が重なり、サルが二足歩行する生き物になる可能性はまったくのゼロではないものの、今現在人類が絶滅したとしてサルの中から人類に似た生き物に進化するような必然はありません。
また、現代の日本人は数百万年前に数種類の人類が生まれ、そのまま一本道で現生人類につながったかのようなイメージを持っているのではないかと思います。
しかし化石を見る限りでは、実際には非常に数多くの人類の亜種が生まれています。そして現生人類一種以外の全ての人類は滅んだのです。(たとえば頑丈型とか華奢型、で検索してみてください。)
サルが同じ淘汰に晒されたとしても、そのほとんどは他の人類と同じくその環境の変化を生き延びられずに絶滅するのではないでしょうか。
お礼
>>進化は、同じ間違いはしないという特徴があります。 ありがとうございます。説得力があるご意見ですね。 今の人間が滅びれば、もうこんな悲しい世界は生まれないんでしょうね・・・。