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南アのマンデラが…、
自国の膨大な数に上るエイズ患者を救う為に、パテントを無視して、治療薬を自国で生産するような事を主張しているようですが、そこら辺のいきさつ、実現の可能性、考えられる影響、生じる利害についてコメントを頂きたいです。
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まず、日本国内だけでなく世界中で現実に病と闘っている患者さんにとっては、たとえ効力や副作用がまだ未知数であっても藁にもすがる思いで治療薬を求めています。 現在のエイズ治療薬は現実にはエイズを完治させることはできず、ただ「症状の進行を遅らせる」ということで、その間に時間を稼いで患者さんを救える別の方法を見つけようというものです。 ですから患者さんにとっては、完全な治療方法がみつかるまで現在の「治療薬」を服用し続けなければならないわけで、それも先進国の経済水準からみても高価と思える薬の代金を、途上国の一般層が出せるかというのはどう考えても無理でしょう。 薬を開発した会社はそれまで巨額の資金を投じて薬を作り上げ、その結果だけを別の国が勝手にコピーして、使用料も払わず無断使用されたのでは、それまでの努力が水泡に帰し、会社まで成り立たなくなりますから、開発した薬の技術をコピーするなら使用料を払えというのが当然です。 ある意味、途上国も製薬会社にとっては大きな「お得意様」になる可能性もあったわけですし。表現が悪いかもしれませんが。 ですが途上国側も政府予算を絞ったところでそれだけの資金を捻出は難しいので、国際批判を覚悟でコピー薬製造・使用に踏み切ったんですね。 途上国でのエイズ拡大は、あまり産業が少ない国で「風俗産業」が貴重な外貨獲得産業だったこともあるでしょう。 途上国が本気でエイズ治療を目指すといいながらも、風俗産業への有効な指導は望めないと思います。 たとえば参考URLのように年間350ドルでインドの会社が「コピー薬」を提供するといっても、その国の一般層が簡単に出せる額でもないでしょうし、その代金のいくばくかを本来の開発元に納めるわけでもなし。 http://www.nuclear.jp/~madarame/lec1/aids.html 実際にこの病気と闘っておられる環境の方にとっては配慮のない書き込みになったであろうことを御詫びします。
お礼
回等ありがとうございます。インドではすでにコピー薬が作られ、出回っているのですね。 南アはWTOに加盟しているみたいですが、加盟国が特許侵害をおおっぴらに行って、なんらかの制裁を受けたりしないのでしょうか?また、製薬会社が私的に制裁を与える事は考えられますか?また、与えるとしたらどのような手段があるでしょうか?