金融機関に勤務しており、以前、住宅ローンを担当したこともある者です。
簡単にエクセルの「ローン計画書」テンプレートを使って算出してみました。
2004年5月から返済開始、借入額:1400万円、返済期間:35年、年利:1.55%(3年固定)→固定期間終了後適用金利・年利2.10%(ありえないですが最終まで全期間固定)、ボーナス返済なし、元利均等償還
という条件を設定してみました。
この条件で
(1)今年の4月(期間の途中)に250万円を繰上げ返済をした場合
(2)来年の4月(固定期間終了・36回目の返済時)に250万円を繰上げ返済をした場合
(3)来年の5月(固定期間終了後・37回目の返済時)に250万円を繰上げ返済をした場合
のパターンをシミュレートしてみました(私の勤務先では、繰上げ返済については、全額繰上げも一部繰上げも1か月以上前に申し出なければならないので、今申し出ても早くて3月の返済日。返済日によっては4月になると思いましたので、(1)を4月で設定してあります)。
(1)の場合の総返済(予定)額は、14,961,340円。
(2)の場合の総返済(予定)額は、15,025,873円。
(3)の場合の総返済(予定)額は、15,033,103円。
このようになります。
(3)は金利が上がってから返済しているので、(2)より総返済(予定)額が多くなります。
(2)は(1)よりも借入残高が多い期間が長いので、(1)より総返済(予定)額が多くなります。
(1)と(2)の総返済額の差は、64,533円。
21,000円と5,250円の差は、15,750円です。
この差を考慮しても、(1)の方が48,783円お得-ということになります。
総返済(予定)額を基準に考えるならば、金利の低いうちに、少しでも早く返済した方がお得-ということです。
これを念頭において、さらに住宅借入金等特別控除を受けた結果も考えてみてください。
住宅借入金等特別控除を受けた結果については、課税される所得金額等が必要になってきたりしますので、ご自身でお考えになってくださいね。
何しろ、住宅借入金等特別控除の額は、年末の住宅ローン残高により計算されるのですから。
早く繰上返済をされれば年末の住宅ローン残高も早く減ります。
イコール住宅借入金等特別控除の額も違ってきます。
ローンのシミュレートに関しては、私は、エクセルの「ローン計画書」が使いやすくて好きです。
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1722967
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1938952
↑このあたりをご参考に、よろしければ一度お試しください。
お礼
私の質問した条件に合わせて計算してくださり、ありがとうございます。細かく数字で出していただいたので、とてもわかりやすかったです。回答していただいた内容をもとに、主人と話し合ってみますね。エクセルの「ローン計画書」、試してみたいと思います。ありがとうございました。