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犬奉行という職種はありましたか?

何気なく「犬奉行」という言葉を口にしたところ ある人にそれは「犬公方」の間違いではないかといわれました。 ネットで検索してみると正式な名称ではなさそうですが、 江戸幕府の第五代将軍は確かに「犬公方」と 呼ばれることがあったようですね。 一方「犬奉行」の方は映画の台本に出てきたり、 CG関係の作者のペンネーム(?)だったり、 明らかに犬公方の間違いだったりで、本当に 犬奉行という役職があったように記述されているサイトは 探せませんでした。 江戸時代の制度に詳しい人がいらっしゃったら、 「犬奉行」という職種が実際にあったかどうか お教えいただけませんか?

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  • 6dou_rinne
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回答No.1

犬奉行などという役職はありません。 将軍綱吉の時代に生類哀れみの令が出て、犬を収容する犬小屋が中野に作られましたが、このときの犬小屋の管理者は犬小屋支配、犬小屋預という役名でしたので、犬奉行ではありません。 なお、この犬小屋の運営経費はは1年間98000両にも及んだと言います。

nackey_y
質問者

お礼

早速回答いただきありがとうございました。 >犬小屋支配、犬小屋預という役名 なるほどそんな役名があったのですか。 考えてみれば「犬・・」という直接的に「犬」を使った言葉は 「犬死に」とか「犬侍」とか、かなり侮蔑的な響きになるから 「犬奉行」なんて役名あるわけないですよね。 それに比べれば「犬小屋預」というのは「厩奉行」なんかと 対置したときに理解しやすい構造の言葉ですね。 よくわかりました。 ところでそうしてみると、「犬公方」も「犬将軍」も正式な呼び名でなく 江戸時代の庶民が口にすることはできなかったような言葉なんではないだろうか。 いつ頃発生した言葉なんだろうと言う疑問がわいてきましたが、 これは歴史と言うより言葉の問題ですね。 いずれにしろありがとうございました。

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  • calla
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回答No.2

こんにちは。 犬奉行という職は無かったと思います。 「生類憐れみの令」自体が庶民に適用される事は殆ど無かった武家令というのが現在の通説です。となると市井の市政に携わる奉行所がしゃしゃりでるというのはおかしな話です。という訳で専属の役所は無いと考えるのが妥当だと。 ちなみに犬奉行という呼び方自体は、以下の二つの使用が顕著だとおもわれます。 (1)浪人小説(創作) (2)超犬好きを自認する人(他称も含む) (1)については要は話を面白くする、または判り易くする為の造語です。「旗本退屈男」の第3話が有名では無いかと思います。浪人小説として有名ですし、ドラマにもなりましたので言葉の周知率は高いと思います。 (2)については「鍋奉行」という言葉をご存知ではないでしょうか?あれと同じです。 鍋が大好きで何でも取り仕切っちゃう人同様、犬が超好きで犬の事なら何でも仕切りたがる。また、犬の為なら何でも勉強し、良い餌と思われるものを与え、犬に力を尽くす。 恐らく映画の脚本やCG関係者の方の話は、別に間違いとかでは無く、洒落みたいなものだと思います。

nackey_y
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 映画の台本うんぬんの話を書きましたが、検索すると、仰るとおりの「旗本退屈男」の台本が よくヒットします。 作者の佐々木味津三氏の造語の可能性が高いのでしょうか。 また「鍋奉行」とか「ゴミ奉行」などのユーモラスな言葉は一般に使われていますね。 これらの言葉が江戸時代になかったことはすぐにわかりますね。 でもペンネームとして「犬奉行」を名乗っているかたはどうなんでしょう。 洒落で使っているんならいいですけど、正式な職名として存在していたと信じている可能性も あるのかなと、要らぬ心配を持ち始めました。 これからもよろしくお願いいたします。