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社会福祉士の専門性

社会福祉士の専門的役割と機能ってなんでしょう? 今勉強しているのですが、正直、社会福祉士の必要性があまりわかりません。

質問者が選んだベストアンサー

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  • cwswcm
  • ベストアンサー率44% (191/429)
回答No.4

「専門性」という言葉には様々な意味合いがあります。大きくくくれば一つは「資格」という意味合い、もう一つは「専門技能」という意味合いです。資格と専門技能が直結していて見えやすい職種(医師など)は良いのですが、社会福祉士の場合は専門技能が見えにくい特質を持つためにわかりにくいのだと思います。 様々意見はあると思いますが私が考える社会福祉士の専門性とは、生活という広いフィールドにおける「媒介となる力」「介在する力」だと思います。 医師を例に挙げれば、医療の場において患者は意志決定の主体ではあっても、治療行為の主体にはなりにくい(治療法の選択権はあっても実際の治療行為は医師が行う、また緊急時においては医師の判断が全てを決する)。治ろうとするのは患者の生命力ですが、それをサポートする医療行為に対して患者は完全に「受け身」の存在です。 それに対して社会福祉士は、媒介となることでその対象者の主体性を引き出し、持てる力を発揮出来るよう周辺の環境や本人に働きかけます。あくまで主体は対象者本人にあり、社会福祉士は黒子として表舞台には現れません。自分の存在がなくても当人が自らの生活を形作っていくことが社会福祉士の最終目標です。 「専門」というのは時に狭い分野に限局されますが、社会福祉士は逆に「広がり」の中で仕事をします。医療は病と死を主に扱いますが、社会福祉士は生病老死全てに関わります。

akishann
質問者

お礼

生病老死すべてに関わるって厳しいですね・・ でも、大変参考になりました。ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • sgi1962
  • ベストアンサー率12% (46/367)
回答No.3

今はこの資格の有資格者が多くなって 供給過剰ですね、、、職も多くないし、、。

  • sawai197
  • ベストアンサー率39% (164/415)
回答No.2

勉強されているならご存知と思いますが、社会福祉士の仕事は「業務独占」ではなく「名称独占」です。 つまり、社会福祉士の行うべき仕事は、社会福祉士の資格をもっていない人が行っても構わないということです。ただ、その場合は「社会福祉士」と名乗れない。というだけの話です。 名称独占でもあり業務独占でもある、医師や看護師や薬剤師等とは違います。(医師でなければ行っていけない業務はたくさんある)そういう意味では、確かに社会福祉士の専門性は低いです。 社会福祉士が現実に就く仕事といえば、医療や福祉施設の相談員などですね。私は医療機関に勤めていたことがありますが、そこのケースワーカーは無資格の方でした。その方が仕事を始めたずっと後に社会福祉士の資格ができたのですね。 つまり「資格」はなくても「仕事」そのものはずっと前からあったのです。 そして、そのような仕事をする人達が、全く専門的知識を持たなかったら、利用者の方は大変不安ですし、害を与えてしまうことさえあります。例えばしかるべき社会資源を求めて相談に来た方に「あなたの場合に利用できる公的支援制度はありません」と間違った情報を教えてしまうかもしれません。 「社会福祉士に専門的役割と他の職種から分化された独立した機能があるか」といえば「ない」かもしれません、しかし「困っている人の相談に乗るには専門的知識が必要」「社会福祉士の仕事をするには専門的知識が必要」であることには間違いありません。 そして、社会福祉士の仕事は「専門・分化・独立」というより「幅広く・マルチで・コーディネーター的」な仕事です。これも「専門」と同じぐらい大事なことです。

akishann
質問者

お礼

福祉を考えるとき、その矛盾の多さに考えさせられることがよくあります。 でも、矛盾に目を向けると何もできなくなりますね。

  • chayo
  • ベストアンサー率30% (44/145)
回答No.1

私はボランティアでアニマルセラピーをしています。 主に高齢者施設へ行ったり、障害のある子供達を時間を過ごしたりしているだけで 有資格者でも専門家でもないのですが…。 社会福祉士ってとても有意義なお仕事だと思います。 だからこそ国家資格なのですよね。 おっしゃるように「これ!」というスルドイ専門性はないかもしれません。 あまりにも範囲が多岐にわたっていますものね。 医師とか弁護士のような一つのことに従事する専門家ではないけれど、 社会福祉の世界で広範囲に点在する多くの専門家達の橋渡しが 社会福祉士の主なお仕事だと私は思います。 福祉の世界に限らず、専門家というのは職人さんが多いです。 職人であるということはとてもすばらしいことなのだけど、 一本気な方が多いために、他の世界を受け入れないという弊害もしばしば発生します。 病院でのアニマルセラピーが受け入れられにくいというのも そういう理由があったりします。 動物と一緒に取り組むと、ものすごくいいリハビリ効果が発揮されるんだけどな…。 こんなふうに、みんなが手を繋いで一つの輪になれば、 もっとすばらしい成果が出るのにね…というときに、「私がみんなの手を結ぶわ!」と 活躍されるのが社会福祉士さんではないでしょうか。 専門家が10人いても、それぞれがバラバラな方向を向いていたら 大きな成果は見られないし。 その統制を取って、一つの福祉社会を作るためのお手伝いをすることが 自分のお仕事だなんて、とってもステキな事だと思います。 もし範囲が広すぎて不安だったら、広範囲のうちのどれか一つに対して 「特に私はここを得意としています」という分野を持ったらいいと思います。 なーんて、一素人の思いですが、本当に有意義なお仕事だと思います。 ぜひぜひ頑張っていただきたいです。 応援してます。

akishann
質問者

お礼

遅くなりましたが、貴重なご意見ありがとうございました。

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