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昨日と今日のNHKラジオ『英会話上級』に出てきたapparentlyの用法

昨日と今日のNHKラジオ『英会話上級』の中に出てきたapparentlyの用法についてお尋ねします。 火曜日の午後。ニコ(男性)がカフェでイライラしながら座っている。もうリオ(女性)を1時間以上待っている。携帯電話での二人の会話。 RIO: Nico, we agreed to meet tomorrow. I’m working today. NICO: That’s what I thought. That’s why I specifically asked you, “Wouldn’t you rather meet on Wednesday?” RIO: And I said, “No.” NICO: But apparently you meant, “Yes.”   RIO: No. “Yes” would have meant, “Yes, I wouldn’t rather meet on Wednesday.” NICO: That’s not how you answer a negative question in English. How can you be so fluent and still make such an elementary mistake? RIO: Don’t take that tone with me. I’m not a negative speaker of English. Don’t take it for granted that I understand everything and then get angry when I don’t. NICO: You’re right. I’m sorry. という会話です。 私の疑問はNICOの2度目の発話 But apparently you meant, “Yes.” の ”apparently” は辞書(例えば『ウィズダム英和』)にある次の2つの用法[訳語] のうちどちらなのか、です。 (1)(確証はないが)たぶん、どうも…らしい (2)明らかに 私としては、(1)の意味で用いられているような気がしますが、放送テキストではこのNICOの発話の和訳は 「でも明らかに『うん』っていう意味だったんだね。」 と「明らかに」という日本語をあてています。 この対話の場合(1)、(2)のうちどちらの用法なのでしょうか?

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回答No.11

apparently の難しさは、Gさんの言葉を借りると >事実として受け取ることから疑惑心を持っているまでの範囲 >それを真実だよ、と言うフィーリングで使うときもありますし、自分にはそう見えるだけで真実だと言うわけじゃないけど、と言うフィーリングで使うことがあると ということに尽きると思います。これを考えると翻訳は非常に難しいものになります。以下について私は自信がないのですが、 >She looks about 10 but apparently she's 14. 辞書の用例では「本当は14歳だ。」ということですが、「実際は14歳らしいよ。」という日本語でもおかしくはないし、年齢制限のあるところでの係員のやり取りをイメージすれば、学生証(IDカード)を見せられた係員が、別の係員に「10才位に見えるけど14らしいぜ。/14才なのは明らかだ」といってもおかしくないと思うのです。見せられた学生証、IDカードを間違いのないものと判断すれば限りなく「14才なのは明らかだ」に近づいていくのではないでしょうか。 Rioの火曜、水曜の取り違えは疑いようのない「明らか」さです。Nicoもそれを「率直」に表現しているわけです。それでも、日本人はもう少し婉曲的な表現を自然に感じるということではないでしょうか。 >I thought they were married but apparently not. 1.「私は彼らが結婚していると思っていたのだが、実は結婚していなかったんだ。/本当は違っていたんだ。」 2.「私は彼らが結婚していると思っていたのだが、違っていたようだね。」 3.「私は彼らが結婚していると思っていたのだが、結婚していなかったのは明らかだ。(明らかに違っていたようだ。)」 これも辞書の用例としては1ということですが、状況、会話の流れによって三通りに訳をつけても違和感がない言葉だと思うのです。

fwkk8769
質問者

お礼

興味深いご説明、ありがとうございました。おっしゃりたいことがよく理解できました。

その他の回答 (11)

回答No.1

Gです。 こんにちは。 ここで使われているapparentlyは「明らかに」です。 状況を見てみましょう。 RIO: Nico, we agreed to meet tomorrow. I’m working today. 明日会うことしたじゃん、今日は仕事だよ。 NICO: That’s what I thought. That’s why I specifically asked you, “Wouldn’t you rather meet on Wednesday?” そうだと思ったよ。 だから、水曜日の方が良いよね、ときいたんじゃん。 RIO: And I said, “No.” Noと言ったんだわ NICO: But apparently you meant, “Yes.” でも(ここにいないって事は)Yesを意味してたんだ。  ここにいないって事は水曜日に会おうという意味ではなかったんだ、と言っているわけです。 ここに今いないということは明からに、の「明らかに」なのです。 辞書の(1)(確証はないが)たぶん、どうも…らしい、は説明不足です。 どちらを選ぶか教えてくれない辞書は不親切だ、と言うことです。 この(1)の場合、口調がものを言います。 期待しているときにそれが起こらないで起こる様子もないときに、Well, apparently not。と言うフィーリングの表現をします。 このとき大事なのは、期待はまだ残っている、あきらめたくない、起こる可能性をまだ願っているけど口ではそういわなくてはならない状況にある、と言うようなときに言うApparentlyの例ですね。 つまり、明らかに起こらない、と言っていながら実のフィーリングは違う、と言う使い方です。 口先では言っていても本心は違う、と言うことですね。 ですから、表現では明らかに、と言っていても、たぶんだめだな、どうもだめらしい、(あきらめる必要があるな)と言っているわけですね。 そして、口調から、それを聞いている人は、フィーリングが感じられるわけです。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 

fwkk8769
質問者

お礼

用法(1)のご説明が興味深いです。 いつもながら親切なご説明をありがとうございます。