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理性と緊張について
理性、特に前頭前野が扁桃体に対して抑制し、情動などを抑えるとよくインターネットや本に記述されているのですが ならばなぜ、人前でのスピーチなどの緊張を伴う場面や、その待ち時間中で”絶対失敗してはダメだ”とか”緊張するな”という風に理性で抑えこもうとすると逆に緊張度がアップしてしまうのですか? これでは逆に理性が扁桃体に対して警告を出して、アドレナリン濃度を高めているような気がするのですが… それとも、理性は扁桃体からの喜怒哀楽を伴う行動を押さえ込むだけで、扁桃体の緊張自体を抑えこんでくれる働きはないのでしょうか?
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- ruru24
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No.1です。補足させて頂きます。 緊張するの奥底に潜んでいる感情は、とかげ脳と呼ばれる深いところにある脳にしまわれているのです。 一番初めに出来上がる生命に関わる脳です。 赤ん坊は親に見離されると生きていく事ができません。 親に嫌われる事は命に関わることとなるのです。 幼児のころ、母親が天ぷらを揚げていて、近づこうとしたら、「来ちゃダメ!」と強く言われたとします。すると、その幼児は近づいたら親に嫌われると思い、「近づくな」という禁止令(性格を作っていく)が入るかもしれません。 そしてその禁止令を強化しながら、その後の人生を送るといわれています。 そのように、何か重要な時になると、親が「しっかりしなさい」などと言われると親に好かれたい気持ちから「しっかりしなくては。」と決意します。 それは親に見離されてしまうという感情だったりするのです。 そういう風に、禁止令と呼ばれるものを幼い頃にいくつも脳の中にしまいこんで、現在の性格が出来ていると言われています。 だから、感情も脳の中の出来事なのです。
多分、最後の一文が正しいです。 理性で情動までは抑えられません。 理性は行動を抑えることができるのみです。 人間の情動は何者にも操作はされないはずです。 理性・・・といっても、質問者さまが例に出されてる ような >絶対失敗してはダメだ”とか”緊張するな” という思考は、理性なのでしょうか。 単に自分がこうありたいと思うことを自分に懸命に 「命令」しているだけですよね。 自分でも他人でも、命令することによって簡単に感情を 従えることができるならば、これはあがり症の克服に なるという悠長なことを言ってる場合ではないんですよ。 たいへんなマインドコントロールなのです。 だから、人間の感情は簡単に操作されないようになって いるのです。 それからもう一つ、 >”絶対失敗してはダメだ”とか”緊張するな”という風に理性で抑えこもうとすると逆に緊張度がアップしてしまうのですか? これでは逆に理性が扁桃体に対して警告を出して、アドレナリン濃度を高めているような気がするのですが… これの仕組みは簡単です。 人間は危険を察知するとアドレナリンの分泌によって 戦闘態勢に入るよう、体に指示が出ます。 これは原始時代からそうなのですが、敵と戦うために 緊張ホルモンによって交感神経を活発化し、心拍数や 血圧を上げて敵に負けないようにする、防衛本能なのです。 絶対失敗してはダメだ”とか”緊張するな”という命令 をすることによって、人前でスピーチすることは 「危険である」と自分に認識させているようなものです。 人前でのスピーチを「危険」と認識したから防衛本能と してのアドレナリン分泌、交感神経upの状態になった のです。
- ruru24
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脳生理学はちょっと分りませんが、前半の質問なら少しお答えできそうな気がします。 人前で緊張するひとは全体の8割くらいだそうです。 でも、原因はそれぞれ違うのだそうです。 それは誰かの操作で緊張しているわけではないのです。 「自分で自分を緊張させている」ということはお気づきでしょうか。 その時、何を考えて緊張しているのか、自分に問うとなぜ緊張しているのか分ります。 例えば「ちゃんとスピーチしなくてはいけないと思い、自分で自分を緊張させている」とかです。 ではどうして「ちゃんと~しなければ」どうなるのかを問います。 すると「皆、ガッカリして私は見捨てられそう」とか深層心理が出てくるのです。 それは幼い頃の生育の過程で築いていったもののようです。 だから、緊張してきたら、その感情を受け入れて「緊張するな」ではなく、「緊張していいよ」「緊張して当り前」と肯定してみて下さい。 少し気持ちが楽になると思います。
お礼
返答ありがとうございました やはり、感情というものを自由自在に支配したり、思い通りに押さえ込む事はなかなか難しいようですね。 なんのための理性脳であり、脳の司令塔なのか… 感情を伴う行動を抑制するのではなく、感情自体を抑制してくれる器官であれば、今の時代、人はよりよい人生を送れるというのに… っと、これはちょっと主観的意見でしたね だからといって絶対そうだとも言い切れませんよね 脳自体の研究は最近になって盛んに行われるようになってきたばかりですから