ソ連は先進国だったのですか?
現在、ロシアのGDPは、1兆9500億ドルで、世界第9位。
人口がほぼ同じ日本の5兆9800億ドルには遠く及ばず、
人口約6000万人イタリアとほぼ同じGDPです。
将来的にはじり貧の石油産業を除き、有力な企業も少なく、
現在のロシアはおよそ先進国であるとは言えません。
一方、かつてソ連はアメリカと並ぶ二大超大国として君臨していました。
科学技術力においても、アメリカ、日本、ドイツなどの西側技術立国に
引けを取らない水準であったと言われています。
GDPにおいても、当時世界第二位であった日本と拮抗していたという
話を聞いたことがあります。(購買力平価だったと思いますが…)
ここまでの情報では、ソ連は西側先進諸国と遜色のない「東側」先進国
であったと言えますが、当時、人口約3億人のソ連が、人口1億人の
日本とGDPが拮抗していたという点からタイトルの疑問が浮かびました。
ソ連は先進国だったのでしょうか。発展途上国だったのでしょうか?
ちなみに単純な算数で考えると、日本の人口=ロシアの人口とした場合、
約6兆ドル:約2兆ドル=3:1
日本のGDP=ソ連のGDPとした場合、
約3億人:1億人=3:1
となり、今も昔も日露日ソの経済力の差は変わらないように見えます。