どうも、初めまして。
#1のserotoninさんとは逆の立場からの意見を・・・
日本は“国益”という概念をタブー視しすぎです。日本の政府は、まず第一義的に、日本国民の生命・人権・財産を守る義務があるわけで、日本の国民の利益を犠牲にしてまで、周辺諸国に気を使う必要はありません。日本国民の幸福=周辺諸国の幸福につながればそれがベストですが、そうでなければ、迷わず、日本国民の利益を優先すべきで、そうでなければ政府の存在意義なんてありません(これって世界の常識ですよ。これが「右翼的」とか「時代錯誤」という人がいるのなら、そういう人こそ、“世界の孤児”です)。
まあ、そういう前提で、1~5について考えていきますと、
1.外交:過去にとらわれない毅然とした態度~特に中国・韓国・北朝鮮・ロシアに対して~をとることができるようになる必要です。一から人材育成が必要でしょうが・・・
2,軍事:外交の場における発言力の裏付けとなるのが軍事力です。核武装しろとは言いませんが、せめて、普通の国のような軍事力。そして軍人に対する偏見をなくし、彼らが尊敬される(米国中枢テロにおける消防士たちのように)ような世論形成・教育も必要でしょう。
3.貿易:中国に対するセーフガード発動では失望しました。戦争がめったなことで起こりえないこのご時世、貿易は国益がもっともぶつかりやすい場です。かつて、日本が米国市場で苦労したこと(安くていいものを作っているだけではいけないというのが世界のルールだということ)を、中国にも分からせてやるべきでした。貿易を外交の道具とするのではなく、国民の利益を守るための貿易政策をとってほしいものです。
4.富の再分配:この問題で一番の焦点は、実は「金持ちに再分配させること」ではありません。金持ちに対する累進課税は、行くところまで行ってしまったのが日本の税制です。これ以上累進課税が強化されると、日本の国富がいっせいに海外に逃げ出します。むしろ、「非課税」とされる所得の下限を下げて、納税の平等化をすすめるべきです。
現在の日本で見られる、若いフリーターが1年に何度も海外に出かけ、年収1000万クラスの中堅サラリーマンがローンと教育費で生活が苦しいなんていう光景は、“悪平等"以外の何ものでもありません。世界的に見ても異常な状態です。
ただ「金持ちを優遇しろ」といっているのではありません。「努力した人、成功した人が報われる分配構造を作るべきだ」というのが主張です。
5.国際経済問題:これについては、「アメリカン・スタンダード=ワールド・スタンダードではない」ということを欧州・アジアなどと結束して主張していくべきです。(そういう意味では、私は個人的に“反グローバル主義者”にシンパシーを感じております)
大都市の真ん中にある大きな銀行(日本にも支店あり)でも円→ドルの両替ができないのがアメリカの金融であり、北欧の片田舎の土産店で、ドルのT/Cで買い物をしようとして、断られると大騒ぎして警察を呼ぶのがアメリカ人の考える「スタンダード」なのです(どちらも私の実際に見たことです)。
世界各地(残念ながら一部にとどまっていますが)に自由と繁栄をもたらせたアメリカン・スタンダードですが、人間を資本の奴隷としてしまい、とてもとても“人間の顔をした経済”とはいえません。我が日本は、何とか今の逆境に耐えて、人間を資本に隷属させる米国スタンダードでも、旧来の社会主義的補助金どっぷりのもたれあい資本主義でもない、第3の資本主義を作り上げたいものです(具体的なものはまだ分かりませんが・・・)
お礼
ありがとうございます。 今回のテロは、富の集中が起きたものだと認識しているため、もし日本資本の東アジアにおける一人勝ちが起きた場合、日本でも起こる可能性があると思います。