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日本で最初の象の絵本
私は今、日本での象のイメージがどのような経緯でついたのかを調査しております。 今まで私は象のグッズの傾向を調べ、そのほとんどが丸い形をしていることがわかりました。 また、多数の人にインタビューを行ったところ、象はやさしいといったイメージがありました。 そこで日本にもともと生息していない象になぜこのようなイメージがついたのか知りたいのです。 カテゴリが違いますが、絵本から調べようと思い、日本で最初の象の絵本がなにか知りたいのです。 よろしければ教えていただきたいです。
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なかなか面白い調査だと思い調べだしたところ、疑問点が浮上してしまいゆきづまってしまいました。 以下長文ですが、ゆきづまるまでの様子です。 地元と職場の図書館でタイトルに「ぞう」を含む絵本を検索したところ、一番古かったのは、1956年に出たジャン・ドゥ・ブリュノフ『ぞうさんばばーる』(岩波書店)でした。 ぞうのババールは今でも人気のキャラクターですが、これが最初ではないと思うのです(なんとなく)。 気になることとして、職場のほうの図書館のデータでは「発行年不明」というものがあります。 本にはいろいろなデータをまとめた奥付というものがあり、これを基本として検索目録などを作っているわけですが、これがない(最初からないのか、とれてしまったか)資料ということです。 最初からない場合はいつ発行されたのか特定するのは困難な作業になります。 次に、絵本と幼年向け図書の線引きが難しいということ。 幼年向けは絵本にしては字が多いですが、読み物というには絵が多くページが少ない、という特徴があります。 たとえば岩波書店の<岩波のこどもの本>というシリーズ。30ページから80ページくらいで、岩波書店のホームページの検索では「絵本」ですが、図書館では「読み物」に分類されたりします。 絵本だという解釈をすれば1954年刊のエーリッヒ・ケストナー『どうぶつ会議』があります。 これはさまざまな動物が出てくるので「ぞうの絵本」と言いきれないのですが。 そして、そもそも絵本、というのがいつから普及しているのか、という疑問。 このへんでちょっと困ってしまいました。 調べだすときりがなくなってしまいますので。 絵本における象のイメージ、ということで確定するならば、まず絵本自体の歴史を知らなければならないようです。 絵本と児童書(小説・知識読み物含む)の垣根を特に意識しないのであれば、私が見つけた中で一番古いのは明治42年(1909年)刊石原和三郎(ばんがく)『象の仲好(なかよし)』文陽堂です。 国際子ども図書館の児童書デジタルライブラリーで見ることが出来ます。 一応参考URLにデジタルライブラリーのトップページのアドレスを貼っておきます。 上手く入れない場合は国際子ども図書館からどうぞ。
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- mshr1962
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絵だとこれになるのかな『[享保十四年渡来]象之図』 http://www.ndl.go.jp/nature/cha3/index.html#h331
お礼
回答ありがとうございます!! そうですね。吉宗の時代に来たときに描かれたものですね。 おそらく一番古いと思います! ほんとにありがとうございました!!
- chevette
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北原白秋の「象の子」という絵入り童謡集が大正15年に出版されています。 なんとなく、このあたりから、のんびりやさしいイメージが広まったのではないかと・・・根拠のない想像ですみませんが。
お礼
回答ありがとうございます! まだ「象の子」は読んでいませんが、北原白秋の「象の散歩」は読んでみて、のんびりした雰囲気だったので、「象の子」もぜひ読んでみようと思います!! 貴重な意見ありがとうございました。
- tamausagi
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続けての回答失礼いたします。 江戸時代に日本に象が来たことがあります。 その模様は以下の本で知ることが出来ます。 石坂昌三『象の旅 長崎から江戸へ』新潮社(1992年刊) 江戸時代の文学を専攻していたので、興味があってたまたま読んだ本なのですが、これが日本に初めて来た象なのかどうかまでは覚えておりません。 直接調査にはつながらないかもしれませんが、ご参考までに。
お礼
江戸時代でしたか・・。 私が調べた情報の中で一番古い情報です。 貴重な情報ありがとうございます!!!
お礼
ありがとうございます!!! まず、興味を持ってくださったというところでお礼を言いたいです。すごく嬉しいです! 本の種類で行き詰るとは思いませんでした・・。 絵本の歴史まで手を出してしまうとほんとに手に負えなくなってしまいますね・・・。 ここまで調べていただき、ほんとうにありがとうございます・・・!! 文学の視点からも調べてみたいと思います。 ぜひ参考にさせていただきます。 ありがとうございました。