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おとぎ話の“おとぎ”って何?
質問は正にタイトルのままなのですが、辞書を見ても何かしっくり来ません。辞書では、“おとぎ”とは (1)(貴人の)話し相手をすること(人) (2)看護すること(人) (3)おとぎ話 (4)夜の慰みの相手 となっており、“おとぎ話”の説明にある「子供に聞かせる童話や昔話」というイメージと重なるものがありません。 ラジオを聞いていて何となく浮かんだ疑問なので、暇な時にでも回答をいただければ幸いです。
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皆様のお答えを拝見する限りではしっくりくる答えではありませんので・・ 「おとぎ」の「お」は接頭辞ですからそれを省くと「とぎ(伽)」という言葉になります。この言葉の本義(本来の意味)は「人の相手になって慰めてやる」ということです。ここからsarasbatyさんの示したような意味が派生します。 さて、おとぎ話というものを「子供に聞かせる童話や昔話」と考えるのはけっこうですが、このおとぎ話をしている状況を想像なさってください・・ まだ、一般家庭にTVもラジオも無い頃、暗くなれば食事をして寝るというのが普通の生活でしたが、それでもなんとなく起きていたくなる夜があり、特に夜の長い冬などでは、さほど眠いわけでもありませんね。そんなとき、大人たちは縄をなったり、農機具の手入れをしたりなどの仕事をするわけですが、子供たちは退屈しています。そんな時、大人たちが子供たちの相手をしながら(自分たちの娯楽も兼ねますが)いろいな話をしてあげるわけです。「むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんがおってな」と語り出すわけです。 つまり夜の退屈をしのぐための話、お伽のための話ですから「おとぎ話」なのです。もちろん、貴人など大人が対象であれば、話の内容はいくさの話であったり、故事来歴の話であったりすることもあり、女性が慰めの相手となることでお伽することもあるわけですが、相手が子供であったり家族であったりすることから、一つには道徳的な教訓を含んでいたり、自分たちの村や町の由来であったり(誇りを伝えるため)、しきたりの由来であったりするものを「おとぎ話」と呼んでいるのです。
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- pfm
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#6では言い足りませんでした。享保(1716-1736)頃に渋川清右衛門が「御伽」名づけたのか、それまでも「御伽」があり、これによってその言葉が定着したのかは不勉強にて知りません。
お礼
2度にわたる回答、ありがとうございます。 せっかく新たな問題が出てきましたので、自分でも勉強してみようと思います。 今後ともご教示よろしくお願いします。
- pfm
- ベストアンサー率39% (292/737)
御伽草子が元ネタではないでしょうか?
お礼
回答いただきありがとうございました。 教養のない私は元ネタだとおっしゃる“御伽草子”自体を知りませんでした…。 機会があれば、今後ともご教示よろしくお願いします。
1つ意見とゆーか、思ったんですけど、 (4)夜の慰みの相手 これって別にエッチの相手って意味じゃないんでは?
お礼
回答いただきありがとうございました。 そうだったんですか?私はそれ以外の意味は全く発想になかったので…。 機会があれば、今後ともご教示よろしくお願いします。
- hanbo
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「おとぎばなし」の意味は、「現実とは懸け離れた架空の話。夢物語。」(三省堂国語辞典より)との事ですので、「話」を取ると、「現実とは懸け離れた架空のこと、夢のようなこと」、というような意味かと思います。
お礼
回答いただきありがとうございました。 わかりやすい説明で納得がいきました。 機会があれば、今後ともご教示よろしくお願いします。
- sydneyh
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gooホームの国語辞典では、sarasbatyさんのあげた意味以外に「退屈を慰めるためにする行い」と出ます。 ですから、子供に読み聞かせるためのお話を「お伽話」と呼んだのではないでしょうか。
お礼
回答いただき、ありがとうございました。 自分の家にある辞書を見ただけで、他の辞書を検索するという基本的な事を怠っていました。 非常に参考になりました。機会がありましたら今後ともご教示よろしくお願いします。
お礼
回答いただきありがとうございました。 質問以外の背景的なものまで説明いただいたため、非常にイメージしやすく、参考になりました。 機会があれば、今後ともご教示よろしくお願いします。