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孟宗竹とその花について
マダケは百年に一度(くらい)一斉に白い花を咲かせ、竹やぶごと枯れてしまうことがあるそうですが、孟宗竹にも同じことがおこりうるのでしょうか。 また、孟宗竹は中国原産なので、日本に入ってきた株が株分けによって増えたらしいのですが、それなら同じ遺伝情報を持つわけで、「日本全国で孟宗竹の竹林が一斉開花する」ということはあるのでしょうか。 不確かな話ですが、3、4年前に埼玉で孟宗竹が咲いたそうです。このあと竹林がどうなったかなど、情報おもちのかたは教えていただければ幸いです。「日本に来てからこのかた孟宗竹は咲いたことがない」という話も、聞いたことがあるのですが‥‥わからないことずくめです。
補足
なるほど。追加情報、ありがとうございます。 孟宗竹の別品種「亀甲」(亀甲竹)についてしらべてみましたが、これはどうも孟宗竹の同じ地下茎からのびた枝変りで、ある種の突然変異のようです。 お話の通り、ソメイヨシノも、すべて同一個体だと言われており、一般には実もつけません(これを聞いてからあの白い花の大群がこわくて仕方ない)。が、上野公園の中だけ見てみても、微妙な個体差がついているそうです。その原因は不明ですが、一種の芽状変異ではないかと言われています。(ちなみに、実を付けないのは自家受粉をきらうからで、他品種と植えられていると実がなることもあるそうです。交雑ですね)不思議だ‥‥ その芽状変異が孟宗竹におこったものが、亀甲竹です。品種として栽培されているところを見ると、種として固定されたのでしょうか。 しかし、花が咲いて実がなったとしても、自家受粉だったら結局クローン増殖の道からは抜けられない気もしてきたなあ‥‥(じっさいマダケは、実がなってもそれで増えるわけではなく、生き残った地下茎から再生するそうです)机上の話で言えば、タネがいくつできても、それが同じ遺伝子だったら品種はふえないですよね。変異だよりになるわけで。 なんだか、謎がひろがりっぱなしです。 そうそう、花が咲く原因については、あまりわかってないようです‥‥寿命かな、やっぱり、地下茎の。サイクルについても「ある」「ない」説混合ですね。質問した身で何ですが、結局不明? あと「こっそり」ですが、この「孟宗竹伝来の話」(1736年説の方)は、一般に「琉球を通って伝来」とされていて(石碑もあるらしい)、でも実際には琉球を経由せずに中国から密輸入されたみたいです。体裁をつくろうために、「琉球で増えたものを‥」とか言ったとか言わないとか。でも、そうなると「密輸入したのは二株だけか?」とも、たしかに思います(笑)。 でも「タネ」を、異国の地で根づかせるのはけっこう難しい気もするので(元々、花がめったに咲きませんし)やっぱり株で入ってきたのでは。