アメリカで使える伝統空手と護身術を教えている者です。
偏見なしで書きますね。 こちらではやはりKarateと呼ばれるものが一番ですね。 しかし、これの単語には空手以外の意味を持っていますので注意する必要があります。
つまり、Korean Karate(テコンドーTaekwondo、Tang Soo Do、Hapkidoなど)Chinese Karate (カンフーKung Fuとつづりますなど)がこのKarateと言う単語を使っているからなんですね。
さて、この日本発の武道と言うことなので、空手は二番目に人気があるものなんです。 一番はテコンドーです。 試合への参加、オリンピックへのチャンス、見た目派手な動き、運動神経を見せ付けるかっこよさ、そしてランキングシステム、また、道場が兵役で実地訓練を受けてきた人たちが起業のひとつと使える、と言う事が空手を抜いてダントツになる理由なんです。
Judoはレスリングをやっている人たち、また、日本の基地にいた元軍人、オリンピックへの参加への夢をもった人たちの間でよく教えられています。
世界で空手人口は23,000,000と言われているようですが(ネットサイトでコピーにコピーを重ねて)日本からの空手は少し低いはずです。 私の流派は一番大きいうちに入りますが、世界中で3,000,000位です。
さて、日本発の武道人口ですが、残念ながらその統計は全日本から手同連盟でも出していませんし出せないはずです。 なぜかと言うと、曲がり物、つまり、日本の流派の支部としてではなく、自分勝手に日本の流派を名乗っている、また、新しい流派を作った人たちも空手を教えているからです。
AikidoよりもJujutsu(Jujitsuともこちらではスペルします)の方が人口は多いです。 これはプライドでグレーシー一家のおかげで知られるようになった格闘技として教えているところが多いからなんです。 つまり、日本の柔術が直接こちらに来て人気が出たと言うことではないんですね。 ですから、これを考慮に入れるとAikidoの方が人気があります。 あの袴がかっこいい、なんていう人もいますし。
居合い道は残念ながら大きな存在ではありません。 私が習っている流派は日本でもよく知られた流派ですが、私の師範から習っていまミシガンで北米師範として活躍されているアメリカ人がいます。 (もちろん私よりもはるかに上の人です、私よりはるかに若いですが)
黒帯はこちらではBlackbeltと呼ばれます。 そしてこのBlackbeltという単語が生産・製造管理学の資格のひとつとして使われるようになってまだ年がたっていません。
これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
お礼
Gさんこんにちは! Kung FuがChinese Karateと呼ばれたり、テコンドーがKorean Karateと呼ばれているのを初めて知りました。 また、さまざまな空手の流派が勝手に作られているということはよく分かります。(私の友達から「僕の姪がカンフーのBlack beltを持っている」とメールが来たこともあります) それにしても、テコンドー、そんなに人気なんですね。空手を抜いてダントツだというのは意外でした。 Judo、健闘していますね。 Aikidoはなぜか北欧の友人達からよく耳にします。海外支部が大きいのかもしれませんね。 居合道、人口だけから言うとアメリカの方が多そうなのですが、印象からするとどうですか? あ、そうそう。K-1のアメリカでの知名度はどんな感じでしょうか? お暇があればお答えください。 実感からのご回答、非常に興味深く読ませていただいています。本当にありがとうございます!