- ベストアンサー
資本金が大きいと信用度が高いのはなぜ?
よく会社の信用調査や、就職転職などで 「資本金の額が大きい会社がいい」と聞きます。 資本金の額が大きくても、実際に同額のお金が 手元にあるわけではないし、負債を資本に 転換しているような場合もあるし。 会社法になったら、資本金はいくらでも 良いことになるなら、なぜそんなに資本金が 大きいことが信用できるのかよくわかりません。 知識がないだけなのかもしれません。 詳しく教えていただけませんか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
資本金の額と、資本の部の額は多いほうが良い、ということはどちらも同じ意味でよく言われます。 つまりそれだけ安定性が高い「と思われる」ということでしょう。 貸借対照表をご覧いただければお分かりの通り、資産の反対側は負債+資本で構成されています。 負債は返済または費用として支払う必要がある(=他人資本)であるのに対し、資本は原則その必要がありません(=自己資本)。 つまり資本の部が大きいということは、同じ資産を保有しているのに、自己資金で賄っている割合が高い、ということになります ので、安定性が高い、と言われるわけです。 なお、「資本金」が多いほうが良い、というのは、それだけスポンサー(株主)が支えている金額が大きい、また 資本金が大きいことは、企業規模が大きいと類推されることから、良いと連想する向きも多いということです。 ご質問者はお分かりでしょうが、資本金や資本の部が多い、というのは企業の良さを図る一つの尺度に過ぎず、 やはり収益状況や風評、株価などを総合的に判断する必要があります。
お礼
お礼が遅くなりましたが、ありがとうございました。 そうですね、企業を測る尺度の1つ、ということですね。 一つの尺度だけ見るのではなく総合的に見ることが 大切なのだと改めてわかりました。