はい、構いませんよ。ただ、「ふーん。で、それはなんで?」と聞かれたときにとても困ると思うので、解説を。
肉の保水能力は加熱時間や加熱の順序ではなく単純に「どれだけの温度に達したか」によって決まり、高温に達するほどより保水能力が低くなります。肉の旨みは肉から逃げていく水分(肉汁)によって失われるので、保水能力が落ちるほど多くの水分を失い、肉の旨みもより多く逃げることになります。(「表面を焼き固めると旨みが逃げない」という、よく聞く俗説は間違いです。)
1.と2.を比較すると、肉の表面の保水能力はどちらも同じく低くなります。しかし1.では「中心部に火がとおった段階で加熱を止める」のに対して、2.では「火がとおってからさらに(表面を焼くために)加熱する」ので、2.のほうが中心部がより高温になり、その分保水能力が落ちます。ですので、1.よりも2.のほうが全体の保水能力が低く、より水分を失います。
1.と3.を比較すると、中心部は同じ状態ですが、表面は1.のほうが保水能力が低くなるので、3.より1.のほうが全体の保水能力が低く、より水分を失います。
ただし!この問題は「どれがいちばん美味しいか」ではないことに注意してください。
「食べて最も美味しいのはどれか」という問題であれば、その答えはどんな料理を作るのかによって違い、3つのどれもあり得ます。ステーキなど表面を焼くことによって生じる「香ばしさ」が欲しい場合3.は問題外ですし、「ちょうど火が通った状態」が最も美味しいかどうかは使用する肉の種類によっても違ってくるからです。
お礼
ありがとうございます!! xcrOSgS2wY様の文章そのまま使用してもよろしいですか? これ以上にうまく説明できる自信がないので;;