こんにちわ、土建屋で事務さんでも簡単な図面くらいは読めないと困ることよくありますよね。うんうんわかるわかる。
とりあえず、大きく分けて、「設計図」と「施工図」がありますので、まずそれを理解してくださいね。
設計図は意匠図とも呼ばれますが、建築士である有資格者の設計事務所や会社の設計部署で作成された図面です。建物の大体の寸法・形状が載ってます。
施工図は素人(無資格者)が描いても良い、その図面を元に職人が実際に作る図面で、正確な寸法が載ってます。
従って、設計図だけでは建てられない性質のものです。設計図を元に施工図を起こして初めて、具体的な数字が出ます。
で、どちらも基本は三角法で描かれてます。昔は土木建築・造船は一角法、機械は三角法でしたが、今は殆ど三角法です。つまり、右から見た図は右に、左から見た図は左に描く決まりです。(同様に上は上、下は下側に描きます)
人間人体でいうと、正面図が顔胸腹だとすると、右側に左手からの図、左側に右手からの図、上側に頭のてっぺん図、下側に足の裏図となります。この場合、背中の図はどちらに配置してもいいですが、向きに注意して下さい。
これが基本的な「展開図」と呼ばれる(三次元を二次元で見ようとするから、六面になる)方法ですが、実際の建物の図面では、「平面図」が基本で、「立面図或いは断面図」と「展開図」で表してます。
平面図とは上から見た図、立面図とは横から見た図、展開図とは部屋内を横から全て見た図です。部屋外の外壁も展開図ですが、一般には立面図とも呼びます。
以上、基本さえ身につければ見積り作業もできるようになります。三角スケールで寸法が追えれば、給料アップ間違いなしですよ。次はCADですが、それも意外と抵抗無くできるですよ。
その他、詳しく表したい部分を拡大した「詳細図」、レベルの関係を示した「カナバカリ図」などもありますが、徐々にわかってくると思いますので、まずは平面と断面が頭の中で思い浮かぶような訓練をしましょうね! SEE YAH!