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重曹はなぜ脱臭作用があるのですか?
タイトル通りなのですが、重曹にはなぜ脱臭作用があるのでしょうか。炭酸ソーダにはないと聞きました。 (当方大学入試レベルの化学の知識はあります) よろしくお願い致します。
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重曹は重炭酸ソーダなどとも呼ばれていますが、その化学式はNaHCO3の炭酸水素ナトリウムです。 炭酸水素ナトリウムは弱アルカリ性です。 それに対して、汗の臭いや腐敗臭はものが酸化された臭いなので、酸性の性質があります。 弱アルカリの性質を持つ重曹は酸を化学的に中和します。 また、水分などを若干吸収するので、生ごみなどの臭いの含む水を吸着脱臭する効果もあるようです。 (硫化水素やメチルメルカプタンなどの酸性臭や脂肪酸などの中性臭には効果的。逆にアンモニアはアルカリ臭なので重曹では消臭されにくいという特徴があります。) いくつか参考になるものを調べると、中和による脱臭と吸着による脱臭の二つのものがありましたが、中和による脱臭効果の方が大きいと思われます。 炭酸ソーダ、つまりNa2CO3もアルカリ性なので酸を中和するのですが、重曹に比べると水に溶けやすいなど、性質に違いがあります。 強アルカリ性でもありますので、皮膚のタンパク質を溶かしたり、目に入ったりすると危険なので注意が必要です。
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回答ありがとうございます。 とても分かりやすく丁寧な回答を頂けたので、1件で締め切らせてもらいますね。 本当にありがとうございました!