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ユーロの直買い?
一般人(初心者)です。円とドル以外のお金を持ちたいと考えからユーロを200万ほど持ちたいと考えています。基本的に円とドルの不信対策で、動かさないお金のつもりです。 本を読んでみたのですが、 □ユーロも結局ドル経由でくるので、ドル不信対策にならない □直接口座をもてばいいが、まとまった資金が必要だったり、語学力が必要だったり・・・ 妻と「なんかユーロのタンス預金しかないみたいだね(^^;」と話しています。。。 もちょっと便利で、多少利子でもついて、日本で日本語で出し入れできる方法無いのでしょうか?
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「分散投資で、日本円と米ドルの他にユーロも持ちたい」という趣旨は理解いたしました。 「ドル経由でくるので」とおっしゃるのは、ユーロ⇔日本円の両替は米ドルを経由するのではないか、とするとユーロを持っても分散投資(ドル不信対策)にならないのではないかとのご懸念かと思います。 結論から言えば、ユーロ⇔日本円は直接両替できますし、またユーロの値動きは米ドルとリンクしているわけでないので立派に分散投資になります。 具体的な方法ですが、銀行が昨今盛んに宣伝している「外貨預金」を利用するのが一番簡単です。都市銀行はもちろんのこと最近は地方銀行でも手掛けているところが多くなりました。これを使えば「日本にいながら、かつ日本語で取引」が可能です。 ただしどの銀行に預けるかはよく検討する必要があります。為替手数料(*1)や利率は銀行によってかなりの開きがあるからです。(ユーロの利率は現在、定期預金でも年0.4~1%程度と大して高くないですが) これらの銀行の「外貨預金」の多くは、外貨は単に口座上の数字として保有し、引出しは円貨に戻して行うタイプです(*2)。外貨のまま引き出せる・預けられる銀行はごくわずかしかなく、それらができる場合でも手数料がかかることがほとんどです(*3)。日本円を銀行で自由に出し入れするのと同じ感覚でユーロ現金を無手数料で出し入れできるとは、考えない方がよいです。 ただ日本で生活されるならユーロ現金をそのまま使うことはないわけですし、「動かさないお金」とのことで出し入れの頻度も低いでしょうから、引出す際にいったん円に戻さなくてはならないことは実質的な問題とはならないと思います。 外貨預金を扱っている銀行はたくさんありますが、その中で私がお勧めするとしたら以下の2行です。 【ソニー銀行】http://www.moneykit.net 無店舗のインターネット上の銀行です。資金の出し入れは最寄りの提携ATM(郵便局など)が使え、購入・売却の注文はインターネットで行えますから全国どこからでも簡単に外貨預金が行えます。 為替手数料も安いですし、利率も他の銀行に比べて全般に高く設定されています。また外国為替市場における為替レートの変動を24時間リアルタイムで対顧客売りレート/買いレートに反映させているので、レートの変動を上手に使って差益を稼ぐこともやりやすくなっています。(他行ではレートの見直しを1日1回しか行わないところもあります) ただし、無店舗ということもあり外貨のままでの引き出しはできません。外貨はあくまで口座上の残高として保有するだけで、引き出す際は売却して円に戻す必要があります。 口座開設申込みはこちらで。 http://www.moneykit.net/visitor/account/account08.html 【シティバンク銀行】http://www.citibank.co.jp 外貨預金の草分けとも言える銀行です。世界的な支店網を持ち、外国にも行かれる方にとっては便利な銀行です。資金の出し入れは最寄りの郵便局ATMなどが使え、購入・売却の注文はインターネットのほかテレホンサービスでも24時間行えます。 シティバンクのメリットは、外貨普通預金をトラベラーズチェック(旅行者小切手)として外貨のまま無手数料で引き出せることです。トラベラーズチェック自体は外貨現金ではありませんが、その国(ユーロの場合ならヨーロッパ)の銀行や両替所に持っていけば額面分のユーロ現金に交換してくれます(*4)。例えば外貨普通預金口座から500ユーロを引き出して500ユーロ分のトラベラーズチェックを作り、ヨーロッパのシティバンク支店に持ち込めば500ユーロ分の現金が受け取れる、といった具合です。 http://www.citibank.co.jp/service/citi_service/oversea02.html また余ったトラベラーズチェックは、シティバンクの在日支店に持ち込めばそのまま外貨として預金できます。トラベラーズチェックでよいのなら「外貨を自由に出し入れ」に最も近いことができる銀行です。(ユーロ現金での預入れ、引出しはできません) 一方、シティバンクでは残高が一定の基準(*5)を割ると口座維持手数料(月2100円)がかかります。2百万円相当のユーロを預金されるなら問題なくクリアできますが、残高が少なくなりそうなら注意が必要です。為替手数料の安さ、利率の高さでもソニー銀行に一歩譲ります。 支店は一応ありますが大都市に偏在しており、支店から遠いところにお住まいだとすると「トラベラーズチェック無料発行」のメリットは活かしにくいことになります。 結論ですが出し入れを滅多にせず、単に口座上でユーロを保有しそれに利子が付けば良い、といったご希望ならソニー銀行をお勧めします。 シティバンクは外貨(ただしトラベラーズチェック)で出し入れしたい場合にお勧めします。それ以外なら全般にソニー銀行の方が有利です。 外貨預金は預金保険の対象ではありませんし、シティバンク銀行は円貨の預金も預金保険の対象になっていません。そのほか為替や利率の変動などのリスクも勘案なさった上で、投資判断はご自身で行って頂きますようお願いいたします。 *1 顧客が外貨を買う場合は、銀行間取引レート(仲値)にいくらかのマージンが加算されたレートで計算されますが、このマージンを「為替手数料」などと呼びます。売る場合はマージン分が引かれますが、これも「為替手数料」と呼びます。ちなみに新聞やテレビなどで「外国為替市場の終値は1ユーロ=135円67銭でした」などと言っているのは、特に断らない限り銀行間取引レートです。 *2 円貨に戻す際に為替手数料の分を引かれますので、若干の目減りがあります。 *3 三井住友銀行で米ドル預金の残高が1万ドル以上ある場合、シティバンク銀行で月間平均残高が2千万円以上ある場合は無手数料で米ドル現金の出し入れができます。外貨現金を自由に出し入れできる例として私が知っているのはこの2つです。ユーロではちょっと聞きません。 基本的に外貨現金を保有すると銀行に為替リスクや死蔵コストが生じます。その分を手数料として回収する必要があるので、「外貨現金を無手数料出し入れ」とはいかないのです。 *4 現地での換金には2~3%程度の手数料がかかることもあります。シティバンクの現地支店なら無手数料で換金できます。 *5 月間平均預金残高が外貨のみで20万円以上、あるいは外貨+円貨で50万円以上のいずれにも満たないと、口座維持手数料がかかります。
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- masuling21
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ユーロを買って、円に戻すのなら、外国為替保証金取引もあります。為替手数料が銀行の10分の1くらいで済みます。レバレッジはコントロールしてください。 投資は自己責任でお願いします。
お礼
さっそく勉強してみます。 教えていただいた事を元に自分なりのプランを考え自己責任で投資するつもりです。 ありがとうございました。
- masuling21
- ベストアンサー率34% (2491/7233)
外貨で引き出し可能な外貨預金があります。 手数料が、かなりかかります。
お礼
ありがとうございます。 早速検討してみます。
お礼
ご丁寧にありがとうございます。 早急にという訳ではないので、勉強しながら分散投資していきたいと考えています。 大変参考になりました。