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心房細動、カテーテルアブレーションの奏効率
来年医療費負担増に向け、カテーテルアブレーションを検討しています。 現在の奏効率はどの程度なのでしょうか? と言いますのも、以前WPW治療でアブレーション受けたのですが、その痛いこと痛いこと。おかげでWPWは完治したのですが、2度とあの痛さを味わいたくありません。 奏効率が限りなく100%に近くなった時点で受けようと考えております。 頻度は週3回程度、シベノール3錠頓服で30分~1時間でおさまります。
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以前(といっても2年ほど前ですが)「心房細動に対するカテーテルアブレーションはパンドラの箱である」と学会でおっしゃっている偉い先生がおられました。一度手を出すと重篤な合併症やら奏功率の悪さなど災いがたくさん飛び出してくると言う意味であったと思います。 まあしかし肺静脈と左心房をアブレーションでisolationする方法がはやり始めてから成績が向上して早期成績で90%台の奏功率が出るくらいになったようです。しかし早期に再発するひとも30~40%位いて複数回のアブレーションを必要とする人もいます。 それでも長期の奏功率となると60%台位なのではないでしょうか?(5ヶ月程度なら80%~90%位の数字を出している人はいます)坑不整脈剤を併用すれば70%台くらいの長期奏功率でしょうか? WPWは不整脈の起こる場所と原因がよく知られているのでこういった疾患にはアブレーションは良い適応だと思うのですが心房細動はまだはっきりと不整脈の起こる場所が分かっておらず(肺静脈が左心房に入る直前の所で起こることが多く不整脈の持続にもこの部分の興奮が関与していると今のところ考えられているようですが・・・)まだまだチャレンジ的治療の感は拭えないと思います。 長期の奏功率が100%近くに成るのはちょっと厳しい条件かなー。 ただし、この分野は現在最も進歩がめざましいので今日の常識は明日の非常識にすぐになってしまいますからそんな日が来るのも以外と早いのかもしれません。
お礼
お時間を割いていただき大変感謝しております。まだまだチャレンジ的治療の感は拭えないのですか、WPW治療(アブレーション)あまりにも痛かったため質問させていただいたのですが、後数年待つことにします。全麻なら受けても良いのですが、そういう訳にはいかないのでしょうね。