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南部鉄瓶の錆とりの方法
なくなった父が 大事に持っていた (一度も使かった事がないのですが) 岩手県の南部鉄瓶が 出てきたのです。錆だらけなので 錆とりの方法を ごぞんじでしょうか? 40年程前のものです。 三巌堂 成瀬商店 も ご存知でしたら 教えてください。 そこの商品です。
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数年前に、昭和初期のものと思われる鉄瓶を再生しましたので、そのときの様子をお知らせします。 その鉄瓶は、廃棄物処理業者のくず鉄置き場で発見しました。 外も内も、錆びだらけで拾い上げたときには、一緒にいた妻はこれが鉄瓶だとは信じていないようでした。 業者の社長と交渉して100円で譲ってもらいました。 まずはじめにしたことは、ワイヤーブラシでこすりました。 電動ドリルの先に回転式のワイヤーブラシをつけて磨くと早いのですが、 鉄瓶の表面の酸化膜が殺ぎ落とされてしますので、手で慎重に錆びを削り落としました。 酸化膜の保護のためにも、薬剤は一切使いませんでした。 薬剤を使うと、さびはきれいに落ちますが、「味」も一緒に落ちてしまいます。 頑固な錆びのところだけは、電動ドリルの手を借りて、ひたすらワイヤーブラシでこすり落としました。 すると、錆びの下から、「鶴」と「亀」の文様が浮き出てきました。 思わず「ヤッタ~!」と叫んでしまったほど嬉しかったのを覚えています。 しかし、本当に大変だったのは内部です。 電動ドリルにさまざまな形のワイヤーブラシをつけて磨くのですが、隅の方がきれいになりません。 そこで、手持ちのワイヤーブラシを短く切って、細かい隅のほうに使いました。 もちろん注ぎ口の中も、細いワイヤーブラシで磨きました。 こうしてすべて磨きあがった後は、また錆びやすいので、表面に酸化膜を付け直さなくてはなりません。 そのために、私は食用油を塗って、鉄瓶を空焼きしました。(囲炉裏に鉄瓶がかかっている程度の熱) 空焼きは、ガスのススが付着しないように、薪で行いました。 本来は、薪か、隅のススしか付かないはずなので。 油はいろいろ試しましたが、最終的には椿油が最も艶のある酸化膜をつけることができました。 サラダ油でも十分に使えましたけど。 まだ終わりではありません。 水が錆び臭くならないように、沸かしては取替えを繰り返して、鉄瓶内部の錆び臭さを水を沸かすことで取りました。 この作業は数十回続けました。 着手してから数週間後に、見違えるような立派な鉄瓶に仕上がりました。 時価5万円ぐらいするようです。(骨とう品やで同様のものがあったので) 常時お湯を沸かすために使っていますが、薪ストーブの上か、薪のかまど(薪ストーブを代用している)の上でのみ使うようにしています。 余計なことまで書いてしまいましたが、貴重なものですから大事に再生してやってください。 そして、大事に使ってください。 沸かしたお湯は絶品です。
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- syou2001
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私も、鉄瓶を持っていますが・・。 その説明書には、内部にさびが発生したら、 お茶の葉を入れて煎じてくださいと 書いてありました。 いま、ネットで検索かけると 同じように書いてあるところを発見しましたので、 書いておきます。 骨董品は、磨くのが一番価値が下がる と言う事もありますので、ご注意
お礼
ありがとうございました。まだ錆は少し残っておりますが 使っております。お茶で煎じました。
お礼
長い時間かけまして、ふきました。そして お茶で煎じました。大分錆も取れ 毎日おいしいお湯を飲んでいます。 貧血があるので とても 体にいいのだと 思います だいぶん 元気になりました。ありがとうございました。