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高すぎないか?福岡市の国民健康保険料
健康保険制度に精通している方、是非教えてください。 福岡市在住の70歳超の年金生活者ですが、昨年の配偶者特別控除の上乗せ廃止に続き、今年は老年者控除の廃止、65歳以上に対する公的年金控除の上乗せ廃止により、私の課税所得は一昨年までより1,255千円(地方税ベースで1,185千円)増加することになり、その結果、所得税・地方税に続き国保保険料もアップ、試算したところ保険料は年406千円と一挙に282千円も上がることが分かりました。 福岡市の保険料(医療分)の計算方法は (1)所得割……国保加入者全員の市民税年額×793/100 (2)均等割……被保険者1人につき29,738円(私の場合夫婦二人なので59,476円) (3)所帯割……1所帯につき 32,562円 保険料年額……上記の合計額(最高530千円) となっていますが、うち所得割は市民税額に乗算する方式のため、課税所得が 1,185千円上ると、1,185千×0.03×7.93 で所得割額が約282千円上る訳です。 私の年金収入は年3,450千円ですが、同収入のサラリーマンなら標準報酬月額は280千円で保険料は事業主負担分も含め22,960円(約68%)本人負担はその半分で済みます。 さて、そこで質問ですが、 1、この福岡市の計算方式・乗率は全国的に標準的な方式でしょうか。 2、だとすると、なぜ国保の被保険者は給与所得者の1.5倍~2.9倍の保険料を支払わねばならないのでしょうか。 3、同市の賦課方式がもし例外だとすれば、現行法はどこまで自治体の裁量的賦課を容認しているのでしょうか。 4、巷間サラリーマン増税問題は大きくクローズアップされていますが、この高齢者の大幅な負担増(税・保険料で課税所得アップ額の40%が消える)が殆ど話題にもならないのは何故と思われますか。 以上について、識者の方の適切なご意見・ご論評を賜りたく、お願いいたします。
お礼
極めて簡潔・整然かつ論理的なご回答、ありがとうございました。このように真正面からのご回答をいただくと元気が出ます。 質問1、の「標準的」という表現はまずかったかなという気がしています。「平均的」又は「一般的」と書くべきでした。ただ私の推測では所得比例方式が一般的ではないかという先入観があり、方式、乗率について全国の統計的データを見つけたいと思ってサイトを探索しましたが、結果が得られなかったためあのような舌足らずな質問になりました。 2、浦安市のサイトを見て驚きました。何と私の場合にあてはめると年170千円弱になりました。かといって転居する訳にはいきません(No3のお礼に書いたのは勿論ジョークです。)。No2の補足に書いた社保と国保、これは言葉尻をとらえる私の悪い癖です。\(_ _) 3、自治体の裁量範囲であることはもちろん分かってますし、愚問でした。上限などは法律(又は関係サイト)を調べれば分かることですよね。 4、も幼稚な質問でした。実はOB会の話題で、みなサラリーマン増税のことは知っていても自身に重大な影響がある高齢者優遇税制の廃止→国保の負担増のことをだれ一人知らず、お互い(別の意味で)愕然としたため、何で……?という衝動的質問でした。 要するにゼニにならない、票にならないことは話題にならないってことですね。 実のところ私の本音は、こういうご回答などを頼りにできるだけ情報を集め、機を見て有志で市や関係の向きへアクションを起こそうというコンタンです。 ともあれ大いに参考かつ勉強になり、感謝申し上げます。ヾヾ(^-^)