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古典の「大鏡」の登場人物について。
『古典「大鏡」の登場人物の関係性とその考察』というテーマで宿題が出ているのですが、参考になりそうな Web サイトや、本があれば教えてください。 (直接の情報でももちろん歓迎です。) 宜しくお願いいたします。
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高校のときに、大鏡を読んだことがあります。高校の定期考査で範囲が指定されて、自分でその範囲まで自主勉強をするというものでした。なので参考にはならないかと思いますが…。 私は年表や人物の相関図をいつも手元において確認しながら訳を読んでいました。今は漫画でもででいるので、公共図書館などで借りてみてください。そこから、気になる人物を見つけて、ターゲットを絞って調べたらいいのではないでしょうか。 多分、一番資料が多いのは、鎌足や道長親子ではないでしょうか。道長が兄弟を押しのけて、力を持っていくという部分が書きやすいのではないですか。
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- ASI-KANG
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では概要を。(余計なお世話だったら流してください。) 雲林院の菩提講に詣でたところ、異様に年老いた二人の翁が懐かしそうに語り合っているのを見た。一人は大宅世継という190歳(文献によっては150歳)の翁5、一人は夏山繁樹という180歳(同140歳)の翁であった。更に繁樹の妻と、説法が始まる前の退屈しのぎから同座した30歳ばかりの生侍(官位などの高くない侍)が加わって、「ただいまの入道殿下(藤原道長)」の栄華とその由来をはるか昔にさかのぼって語り始めた。万寿二年(1025年)の5月頃のことであった。 (以降、道長の娘である中宮研子にゆかりのあるらしい女性の聞き書きの形式となる) 嘉祥三年(850年)に即位した第五十五代の文徳天皇から第六十八代の後一条天皇に至る、十四代176年にわたる皇室の系図(天皇本紀)といくつかの挿話が語られる。ついで、大臣についてあらましを述べた後、左大臣冬嗣(文徳天皇の母、順子の父)から、太政大臣に至る、二十人の大臣たちの物語(大臣列伝)が同じ様に系図の説明(父母や子女など)と挿話の数々を中心に語り進められていく。 大臣列伝は、道長の栄華をもたらした歴史の必然を説明するためのものであったので、大臣・摂関の系譜を中心とする、藤原氏の主流、房前に始まる北家の歴史であり、師輔・兼家・道長と伝わっていく藤原一門の歴史とも言えるものである。 大臣列伝の最終部である道長伝は、道長の栄華の諸相と諸要因を語った後、鎌足に始まる藤原氏の歴史を総括的に捉えなおす「藤原物語」、ついで、本紀・列伝で漏れこぼれたわかあを中心とする挿話の数々を語る「昔物語」へと展開していく。 登場人物がわんさかいますね…。