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遺伝子診断・出生前診断・着床前診断の違い

以前別のことについて、質問しましたが、今回は、上記3つの違いを教えてください。これは受精卵の時期によって違うだけなのでしょうか?また問題点なども変わってくるのでしょうか?よろしくお願いします。

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回答No.1

医療従事者です。 まず、それぞれの用語ですが、 カバーしているものが違います。 遺伝子診断は、生殖に関わる段階のみならず、 例えば、ハンチントン舞踏病の繰返し配列の解析や、 その他疾患の原因遺伝子の検索、 薬剤に対する感受性の違いなどを検索するために行う検査・診断のことです。 それに対して、出生前診断、着床前診断は、 受精卵~胎児の過程に行われる検査・診断のことです。 出生前診断は、着床前診断を含み、 羊水や絨毛細胞による染色体検査、 広く言えば、超音波による胎児の検査も含みます。 一方、着床前診断は、 体外受精によって得られた受精卵が、 およそ8細胞に分裂した段階で、分割した一つの細胞を取り出し、 その遺伝子を解析するものです。 そのことによって、妊娠成立前に診断をすることが可能になります。 現在、デュシェンヌ型筋ジストロフィーなどの重篤な疾患の診断にのみ用いられていますが、 今後、習慣性流産の診断などにも用いられる可能性があります。 ご参考まで。

akira909
質問者

お礼

ありがとうございました。

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