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親が子にしてあげるべきこと
今の時代、しつけって難しいですね。 何が良くて何が悪いか一概に言えない時代です。 ましてや何が正しいかと言う評価は非常に難しい。 そこで、親が子にしてあげるべき一番大切なことって何でしょう? また、今日の親が無自覚にしてしまっていることの中で、一番問題となる親が子にすべきじゃないことは何でしょうか?
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はじめまして 養護学校の教員をしています。 親が子にしてあげるべきだと私が思うのは、大きく言うと以下のようなことです。欲張りなので、たくさんあります。(^_^; (1) 家族みんなが明るく笑って話せるようにすること (団欒の楽しさを味わい、家族の絆をつくる) (2) 毎食欠かさず同じ時間に食事を準備すること (朝にはフルーツを出すなど、栄養価に配慮した食事) (3) 休日であっても夜更かしさせないこと (小学校までは9時就寝、中学校までは10~11時就寝) (4) 中学校卒業までに小遣いの使い方を教えること (目標に向けた我慢を軸に、貯金と節約を習慣づける) (5) 小学校低学年までにあいさつ、靴の脱ぎ方、箸の持ち方を習得させること それぞれに、根拠があります。 (1) 団欒の必要性 家庭に母親がいる/いないことが子どもに与える影響を、近年大きく感じています。いわゆる問題の多い子のほとんどが、家庭において母親から愛情を受けていない/家庭環境が複雑で居場所がない、といった傾向があります。逆に、母親が専業主婦だったり、成長過程に合わせて適切に面倒を見ている家庭のお子さんは、安心してすくすくと成長しているように見うけられます。…あくまで印象論ですが、小さな子には親の愛情が絶対に必要です。親にとっても厳しい面が多々あるでしょうが、地域社会のつながりは希薄になり、子どもを取り巻く環境はストレスフルになってきています。家庭以外の他人に期待できなくなってきています。家庭が核となり、子供にとっても親にとっても安らげる環境にしてあげたいものです。 ※念のため追記しますが、家庭に母親がいないから問題児になる、という主旨ではありません。母親がいなくても立派な成長を遂げるお子さんも数多くいます。おそらく、何がお子さんのモデルとなり、セーフティネット(最後の一線)となるか、の問題です。母親の存在は多くのケースでその歯止めとしての機能を持っているのでしょう。 ※ここで言う「母親」というのは現状の家庭環境において最も多いと思われる、お子さんと多くのつながりを持つ存在という意味です。父親じゃだめか、とか、男女差別主義か、とか、そういう主旨ではありません。こちらも念のため。 (2)(3) 食事の重要性と睡眠の重要性 こちらについては、調査結果が最近よく報道されているかと思います。県レベルの調査などで、朝食の有無と学力の相関や、睡眠時間と不登校の相関などが明確になってきています。生活リズムを作ってあげることが、勉強を教えてあげる以上に大事なことです。 (4) 小遣いの使い方 言うまでもないことですが、社会における自立に向けて、段階を踏んで自律心を養うことが大切です。特に貯金や節約が達成感につながるように、口うるさくするのではなく励ますようなアプローチが重要だと思います。 (5) あいさつ、靴、箸のしつけ しつけは、成長してからは効果が上がりません。なんでも素直に受け止められる年頃に終えておく必要があります。それができていれば、途中で忘れてしまったり反抗期で止めていても、他の人のモデルを見て気づくことができますし、心の成長とともに再びできるようになると思います。 価値観を植えつけようと思っても、失敗します。 価値観は共感から生じます。共感対象は成長とともに変わります。 親に共感しない時期だってありますし…でも、具体的な行動レベルなら、家庭でルール化することができます。共感しなくても最低限守ることで、お互いが暮らしていけるものと思います。 もちろん、うまく共感できる下地があれば、価値観を伝えることは可能だし、効果的です。ただ私は、万人が行えるほど簡単なことだとは思いません。だからこそ、ルールを作ることが、お互いを守るために必要なのかなと思っています。 まとめます。 自分自身をコントロールすることができないのが子供です。 自分自身をコントロールすることは、社会人として生きていくための必須条件かと思います。 お子さんが自分自身をコントロールできるようにするための下地を作ることが、親が子にして上げられる最も大切なことかと思います。 上記の(1)~(5)は、コントロールするために必要な環境面・行動面の要素を具体化したものとお考え下さい。 本当に長くなりました。すみません。 何かのお役に立てれば幸いです。
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- yakochin
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あくまで私見ですが…。 「人には親切に」でしょうか。親御さんが積極的にお子様の目の前で実践してあげることができるケースは沢山あると思います。 知り合いにあったら必ず丁寧に挨拶をする。 親切にしてもらったときには、必ずありがとうございますを言う。 バスや電車の座席でお年寄りに席を譲る。 自分よりも小さな子どもに優しくしてあげる。 大勢の人が集まった場で、みんなの靴を揃える。 最初は、幼い子どもは純粋に「ありがとう」といわれることが嬉しいと考えますよね。人のために何かをしてあげることが嬉しいという感覚が備わったら、自然と「命の大切さ」とか「平和の尊さ」とか、グローバルなものの見方につながっていくと思います。 親が子にすべきじゃないこと、は……。 これをしないのは難しいことですが、「感情的に叱ること」です。子どもはいけないことをして怒られたことよりも、恐怖の記憶しか残りませんよね。どうしてお母さん(お父さんは)あなたを叱るのか、それをちゃんと説明してあげることが大切だと思います。もしも怒りに任せて怒鳴りつけてしまったり、ただの八つ当たり的に子どもに大声を浴びせたときは、その後のフォローが大切だと思います。 「さっきは大きな声を出してごめんね。でも、お母さんはこれこれこういう理由で注意したんだよ」 「さっきは大きな声を出してごめんね。お母さん、ちょっとイライラしてたんだよ。お母さんが悪かったね。ごめんね」 大きな声を出せば弱い相手をねじふせられる、ということにつながってしまわないように、あまり「力」で子どもを押さえつけることは望ましくないと思います。 かくいう私は子どもをもたない身ですが、養護学校で教員をしています。上記で申し上げたことは、多分、子どもの成長を見守り、情操を育んでいく責任を負ったすべての大人が心に留めておかなければいけないことかなと思いまして。
お礼
しつけには、模範を示してあげることが大切ですね。 親も人間ですので、感情的になることもあると思います。 そのあとのフォローの大切さは痛感します。 ありがとうございました。
- 1988
- ベストアンサー率13% (5/38)
やっぱり礼儀じゃないですかね。あいさつなどが一番大切だと思います。今は「おはようございます」などと挨拶できない子が増えています。是非、あいさつなどを教えてあげてください。社会に出たら絶対必要です。
お礼
礼儀を教えることはしつけの原点ですね。 ありがとうございました。
- umikozo
- ベストアンサー率29% (822/2807)
こんにちはm(__)m すべきじゃない事ですか? 過保護にしない事ですよ 未だに”うちの子に限って”って居ますから 不思議でなりません そういう親に限って普段子供とのコミュニケーションを取っていない事が多いです 子供が出来る事は子供にやらせる 子供の判断で善悪を考えさせる これが社会で通用しなかったら”補導”という ペナルティが課せられますからね 親がどうこう言うより自分自身で納得します 私は子供が二人いますが 何をやっても構わない その代わり自分で責任が取れない事はするな といつも言い聞かせています 最終的に親の責任なんですけどね それだけは覚悟してます
お礼
同感です、過保護が子供をだめにしていると思います。 過保護の一方で、本当にすべきしつけをしていない。 ありがとうございました。
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お礼
具体的なご回答ありがとうございました。