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中性子と反中性子の見分け方
陽子-反陽子、電子-陽電子などは電荷の違いによって見分けることができるのはわかるのですが、中性子-反中性子はどうやって見分けるのでしょうか? そもそも見分けることは可能なのでしょうか? 過去ログで反中性子の落下実験が行われたことがある(単なる噂?)というのを見て考えてしまいました。
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単純なクォークモデルによればuクォークの磁気能率をμu、dクォークの磁気能率をμd としたとき中性子の磁気能率は μn = (4μd - μn)/3 になります。したがって中性子と反中性子はスピンと磁気能率の方向の関係が逆になります。磁場中でスピンは dS/dt = μ×B に従って才差運動するので才差運動によって区別することができ、才差運動は中性子干渉計で観察できると思います。反中性子の検出についてはgoogleでantineutron.ppt で検索できるファイルなどにあります。
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- Tacosan
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回答No.2
中性子と反中性子はスピンの符号が逆なので, 一応区別は付きます. まあ陽子との反応を見る方が簡単かとも思いますが....
質問者
お礼
回答ありがとうございました。 結局単体で観測しても区別はつかないのですね。
- BURURUN
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回答No.1
参考HPからの全文引用です。 >中性子は、クォークという電荷を帯びた基本粒子から出来ており、反中性子は反 >クォークから出来ています。電荷の総和はどちらもゼロですが、内部を見ればク >ォークと反クォークは電荷が逆なので区別ができます。反中性子を中性子にぶつ >けると、反陽子と陽子がぶつかったのと同様に、対消滅反応が起きます。
質問者
お礼
回答ありがとうございます。 参考HPおもしろく、ためになりました。 でも内部のクォークなんてどうやって観察するんでしょうね?
お礼
回答ありがとうございます。 納得できました。