大学に航空宇宙工学科が存在する不思議
普通、大学工学部においての学科わけは学問の系統ごとくくられるのが普通で、電気電子工学科とか機械工学科とか化学工学科とかに分類わけされるのが普通で、その分野の中でどれを専攻にするにせよ、土台として必要な知識は共通(例えば電電科の中で通信系に行こうと物性系に行こうと電磁気は必要)なので、そうやって学科をくくるのが学問を学ぶ上でも効率的だと思うのですが、何故、「航空宇宙工学科」だけが、知識の「応用先」で分野をくくっているのでしょうか?
ある大学の航空宇宙工学科を調べてみると、そこの研究室でやっていることはロケットの研究から、宇宙ロボティクスの制御、人工衛星用の新型太陽電池、衛星リモートセンシング、あげくには惑星科学と、分野がてんでバラバラです。ロケットやロボは機械系、太陽電池は物性、リモセンは電気系と情報系、惑星科学はもはや工学ではないと、基礎となる知識もてんでバラバラです。
こんなふうに「航空宇宙」という応用先で学科をくくらずに、機械工学科にロケットやロボの研究室をおいたり、電気電子工学科に太陽電池やリモセンの研究室をおいたほうが効率がいいのではないでしょうか?
まともな大学には「自動車工学科」とか「鉄道工学科」とか「音響機器工学科」とかが存在しないのに何故「航空宇宙工学科」は存在するんでしょう?
お礼
おおっ、これですこれこれ。 ありがとうございました。