植物の寿命が長い理由は,二つあります。
(1) 細胞分裂がほぼ無限です。
ヒトの細胞は無限に細胞分裂するわけではありません。染色体にテロメアと呼ばれます細胞分裂の回数をカウントするものがあります。ヒトは,60回ほどしか分裂できません。癌細胞等は違いますが…
植物は,このテロメアをテロメアーゼと呼ばれる酵素で,リセットをかけ,元に戻すことが出来ます。つまり,植物の細胞に寿命はありません。
(2) 組織を絶えず新しく作る事です
動物は,既成の組織を作り替えます。例えば腸の粘膜細胞はほぼ毎日細胞分裂しています。しかし,脳等の神経組織は作り替えられることがありません。ですから一度損傷しますと,死んでしまいます。
植物は,#2さんご指摘のように,古いものは捨て去り(幹は中に捨て,葉はすべて捨て)絶えず新しいものを作り替えるていることです。ですから植物は,細胞の寿命で死を迎えるのではなく,他の要因で枯れるわけです。
お礼
とても詳しいご回答ありがとうございます。
補足
細胞の寿命は何年ぐらいなのでしょうか? 植物の細胞は、動物の細胞と比べ、どちらが長生きなのでしょうか? その理由を教えていただけたら幸いです。 何個も質問をしてすみません。