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空の色が青い
空の色が青いのは空気の色が青いからと言ったら間違いですか?
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#4で回答した者です。 物に色が付いているとはどういう事を言うのでしょうか? この定義から始めないといけないような気がします。 ある物体に色が付いているというのは、 その物体が、特定の色の光だけを通り抜けさせ(または反射させ)、その他の色の光は吸収する(無くなる) という性質を持っている場合に使われます。 硫酸銅の場合、青い色の光だけを通り抜けさせる事ができ、その他の色の光を吸収するので、青い色の光だけが残り、それが目に入るので、青く見えます。 白い氷は、中に小さな空気の泡があり、そこで光が散らばるので白く見えます。全ての色の光がちらばり、どの色の光も失われる事がありません。 「白色」という言葉はありますが、正確にはどの色の光も吸収されていませんので、色が付いているとは言えません。 「白」と「黒」は、科学的には「色」ではないのです。 白とは、全ての色の光が散らばった状態であり、黒とは、全ての色の光が吸収された状態です。 「特定の色の光を吸収して無くしてしまい、残りの色の光を通り抜けさせる」という色の定義からすると、白と黒は色ではないのです。 「薄いので色が付かず、厚くなると色が見える物は?」という補足もありましたが、色というのは、物体の「性質」としての話ですので、「量の多少」ではありません。 厚くすると色が付く物質は、その性質として、その色の光を通り抜けさせ、または反射させることができ、その他の色の光を吸収する性質を持っているからで、薄くても色が付いている物体である、というべきです。 話を空気に戻しましょう。 なぜ、晴れた空は青いのでしょうか? 前にも書きましたが、大気中で青い光が散らばるためです。 そういう点では、「空気の散乱光は青い」と言うなら、taro-jiro-saburoさんの意見も間違いではないと思います。 同時に、夕焼けの事を考えると、「空気の透過光は赤い」というのも正しいと思います。 しかし、「(物体の性質としての)色」と「光」は区別しなければならないのです。 再び書きますが、 色とは、「特定の色の光を吸収して失わせ、残りの色の光を通り抜けさせる物体の性質」の事を言います。 青空が青いのは、空気が青い光を散乱するからで、青色以外の光(緑色とか赤色の光)を吸収している事によって生じているのではありません。 空気は、大部分が窒素と酸素の分子ですが、これらの物質は、その「性質」として、どの色の光も吸収しません。 これが、皆さんが「空気は無色だ」という理由になるわけです。
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- Hikaru99
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物体が光の波長より充分に大きな物体では、身の回 りで見られるような光の反射と同じです。ところが、光の波長 と同じ程度の大きさの物質にあたった場合は波長にかかわらず、 物体の周りのいろいろな方向に散乱されるようになります。さ らに、波長より充分に小さい(波長の約十分の一以下)物質に なると、光は物質の原子内の電子を揺り動かして、その電子の 動きによって光が物質の周りに再び送り出される現象が目立つ ようになります。このように原子内の電子を動かすことによっ ていろいろな方向に再放出される光の散乱はレイリー散乱と呼 ばれる現象です。レイリー散乱では、波長が赤い光に比べて波 長が約二分の一の青い光は、約十六倍も強く散乱しています。 それであの青い空が見られることになります。 このあたりの話は、最近出版された光に関する本の中では、以 下の本に分かりやすくかかれていますので、参考に読まれると 良いでしょう。URLに、もくじなどが紹介されています。 光と色の100不思議(東京書籍) ・空はなぜ青の? ・海はなぜ青いの?-「水色」とは限らない水の色 ・夕焼けと朝焼けでは空の色が変わるのはなぜ? ・緑色の太陽-グリーンフラッシュ (屈折) ・虹はなぜできるのか? (回折・干渉) ・CD-ROMが虹色に見えるのは虹と同じ現象なの?
お礼
さっそく図書館でもいって調べてみます。 気に入ったら買います。
すでにたくさんの解答がされているように間違いとなります。 青く見えるのは「散乱」と呼ばれる現象の結果です。(正確には屈折ではありません) たくさん過去にも同様な質問が出されていますので、検索してみて下さい。 (特に夕日がなぜ赤いのかなどですね) キーワードはミー散乱とレイリー散乱ですが、話が込み入るので省略します。 >例えば硫酸銅水溶液は青ですよね。 >それとはどう違うのでしょう? この場合は、その水溶液が青以外の光の成分を吸収してしまうために青く見えます。 (吸収した光は熱になります) 色が付いて見えるという現象は、色んな原理に基づいていて、一つではありません。 ダイアモンドに付いて見える色は「屈折による波長分散」が原因であり(そのためきれいに見えるようなカットの仕方が重要となります)、窓に油が付くとカラフルに見えるのは「干渉」という現象が波長特性を持っているためです。 このほかにも、観察者が人間であるために起きるようなケースもあります。 たとえば目の残像を利用して、赤と緑が交互に配置された円盤を高速回転させると黄色く見えます。 では。
お礼
レイリー散乱 ミー散乱 音符みたいですね なんつって 調べてみます。ありがちょん
私の彼が前に話してくれたときは、「空にはちっちゃい結晶がちらばっていて、それが、太陽から降り注ぐ光に当たり、屈折することで青空に見えたり、屈折反射の角度によっては、夕日のような赤い色に見えたりするんだ」と、言っていました。
- ikkyu3
- ベストアンサー率43% (535/1229)
>空の色が青いのは空気の色が青いからと言ったら間違いですか? 空の色が青く見える理由は、十分説明がありました。空の色は、青く見えるから青いと言ってよいのでしょう。 ですが、空気の色は、無色で青くは見えません。 >例えば硫酸銅水溶液は青ですよね。 >それとはどう違うのでしょう? 硫酸銅溶液は、青い硫酸銅が水に溶けて青く見えます。透かして白い紙を見ると青く見えます。だから硫酸銅溶液は、青いと言えます。 空気はというと、白い紙を空気を通して見ても、白いビルを見ても青く見えません。つまり空気は、青くないのです。 ちなみに文学的には、「今朝は、空気が青い、山々も青い」などと言ってもかっこいいと思います。
補足
空気が青いわけじゃないんですか? 薄い色でも厚くすれば色がつくものってありますよね。
- u13
- ベストアンサー率32% (75/231)
間違いです。 空が青いのが空気が青いからだとすると夕焼け空が赤いのは空気が赤いからになってしまいますね。 空気は同じ、しかも光源(太陽)も同じなのに。
補足
厚さによって色が変わるものってありますよね。 氷は無色透明ですけど雪は白です。 他にもあったようななかったような
- DASS
- ベストアンサー率38% (116/304)
例えば、蛍光灯に青いセロファンをかぶせて青い光を作ります。この青い光を白い画用紙に当てると、画用紙の色は青く見えます。でも、画用紙自体の色は青色ではありません。白のままですよね。 つまり、人間が見る色というのは、物体自身の色と、その物体に当たる光の色との両方で決まるのです。 さて、空の場合はどうでしょうか? 空気自身には色はありません。無色透明です。 「空気の色が青い」という表現は、科学的には間違いです。 では、空気に当たる光の方は? 実は太陽から来るたくさんの色の光の中で、青い光だけが空で散らばるので、空は青く見えるのです。 もっと詳しい説明が必要なら、何か補足に書いてください。
補足
>実は太陽から来るたくさんの色の光の中で、青い光だけが空で散らばるので、 >空は青く見えるのです。 これは"空気は青い"ってこととどう違うのですか。 わからずやですいません
太陽の光は虹でわかるように沢山の波長が混ざった光です。 赤い光は波長が低く曲りやすい性質を持ってます。 青い光は波長が高く曲りにくい(直進)する性質を持ってます。 太陽の光が地球に届くまでに波長の低い赤系の光は屈折していき減少しますが、青系の光は直進する性質がありますのでほとんど減少しません。 結果として青系の色が沢山目に飛び込むことになりますので青く見えるのです。 夕焼けは太陽がだいぶ傾いてますので青系の光りは直進して地表に届きにくくなり、赤系の屈折しやすい光が地表に多く届く為です。
赤い光は波長の関係で.青い光に比べて埃がある時に.減りにくい(散乱しにくい)性質があります(夕日が赤いのは.青い光が減ったため)。減った光が.降ってくる(散乱してくる)ので青く見えます。
- kaname_s
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たぶん間違いです… えっと、たしか空気中には7色の色(虹の色です)があり、光の屈折だのなんだのの影響で、私たちの目に届くのはそのうちの青だけなんだそうです。 はっきりした説明ができなくてすみません・・
補足
う~ん、 例えば硫酸銅水溶液は青ですよね。 それとはどう違うのでしょう?
お礼
ようやく分かりました。 色の定義を知らなかったので混乱したようです ありがとうございます