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解凍後の卵内の雑菌は

生卵を冷凍しその後解凍すると、卵内にいる雑菌が増えるので、食べると体を壊しますよってことをTVで聞きました。 解凍して室温で繁殖するなら、もともと室温のときはなぜ繁殖しないのですか?

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  • nicodemo
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回答No.3

卵白の生態防御機構(リゾチウムの働き) ●生卵を冷凍してしまうと、卵が死んでしまうので腐るという事です。  たとえ安売りの無精卵であっても、卵は生きていて生態防御能があります。 卵は呼吸しているからひっくりかえしたり横にしたら駄目だとか言われたことないですか?  これも卵の『活き』を良くする為の工夫です。  有名な物質では、卵白に多く含まれるリゾチウムがあります。この酵素は進入してきた細菌の細胞壁を溶かして溶解してしまいます。 溶かしちゃうんです。すごいでしょ。(^^ 卵白のリゾチウムは優秀で、風邪薬で配合されている『塩化リゾチウム』も卵白から抽出したものですし、食品殺菌用のアルコールに少量配合して殺菌力を向上させた製品なども使った事があります。  冷凍すればリゾチウムが壊れたり、活性が下がったりしますので冷凍しても生き残った細菌や、新たに進入してきた細菌に対処出来なくなるわけです。 *生卵でも、たくさんの菌に汚染されていればお腹を壊します。 生で召し上がる時は殻ごと丸呑みせず、器に割り、卵白が濁っていたりするものは避けましょう。(^^

mymym
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます! 生物ってすごいですね。改めて感心しました。 それを発見して活用する人間もすごいなぁ。

その他の回答 (3)

  • nicodemo
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回答No.4

3で回答したものです。質問を読み直して補足します。 >解凍して室温で繁殖するなら、もともと室温のときはなぜ繁殖しないのですか? 前述したように、卵の中で生態防御機構が働くわけですが、これは、侵入したあらゆる菌を殺したり溶かしたりするわけではありません。  生態防御物質も強すぎれば自分の細胞をも壊しますし、またこれらを維持するエネルギーも限られていますから、ちょうど良いバランスに保たれているわけです。  そのような状態とは、ある程度の菌を殺し(殺菌)残りは増殖出来なくする(静菌)ことで細胞を守っているわけです。 ですから、生態防御能が失われると、外部から侵入されなくとも菌が増殖するわけです。 ●完全な殺菌をめざすと大変で弊害もあります。  たとえば熱で殺菌する基準は120℃でも20~30分ですが、中にはこれでも死なない菌がいます。(^^;  また、お肌の老化で問題視されている活性酸素も、侵入した細菌を殺す為に発生しますが、量が多ければ害になるというモノです。 ★ようするに、冷凍すると絶妙なバランスがくずれるとご理解下さい。

mymym
質問者

お礼

補足説明までいただき感謝いたします。 生物界もそうだし、生物も、絶妙なバランスをとってるんですねー! とても分かりやすい説明でよく理解できました。ありがとうございました。

回答No.2

冷凍しない場合は、卵は生きています。 そして、雑菌を増殖させないような防御機構が働いています。 ところが、冷凍してしまうと、死んでしまうため、防御機構が働けなくなってしまい、雑菌の増殖が容易になってしまうのだと思います。(冷凍程度では、防御機能の一部は残っていると思いますが。)

mymym
質問者

お礼

防御機能ってものがあるんですね。生物ってすごいです。 ご回答ありがとうございました。

回答No.1

もともと室温でも繁殖します。要はどれぐらい置いておくかの問題でしょう。 ただ、普通のたまごは生きていますから(無精卵なのでヒヨコにはなりませんが、細胞は生きています)、最近は意外と繁殖しにくいです。凍らせてしまうと、細胞が死んでしまいますから、繁殖しやすくなると思います。

mymym
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

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