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ユークリッドの互除法について
f(x)=ax+b,g(x)=cx+dとする。ad-bc≠0であるときf(x)とg(x)の最大公約数d(x)を求めよ。またd(x)=f(x)s(x)+g(x)t(x)となるs(x),t(X)を求めよ。 なんですが、参考書を見ても全然分からず、困っています。どなたか教えてください。
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2元1次連立方程式を解く要領でxを消去して a*g(x)-c*f(x) = ad-bc ad-bc≠0より (a/(ad-bc))*g(x)-(c/(ad-bc)*f(x) = 1 と表されて,最大公約数d(x)は1の約数ですから, 次数の最大性より d(x) = 1 です。また,上の式より s(x) = -c/(ad-bc),t(x) = a/(ad-bc) となります。 ちなみに,多項式の整除を考えるときは0でない定数は 1と同一視しますので,最大公約数d(x)を求めるだけで あれば,ad-bcで割る必要はありません。 なお,ユークリッドの互除法とは, A = BQ+R のとき gcd(A,B) = gcd(B,R) となることを用いて最大公約数を求める方法のことで, 本問の場合 a≠0またはc≠0 の仮定がないと使えません し,上のように直接的に考えた方が簡単です。
お礼
ありがとうございました。ユークリッド互除法の使い方まで書いていただいて、内容も分かりやすく、とてもためになりました。本当にありがようございました。