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コンクリートの発祥と歴史

海外の古い遺跡を訪れると立派な建物に驚くことがあります。ふと、そんなときに目に留まったのが「コンクリート」石造りの建物に使われているのですが、これは現代人が補修で用いたのか、それとも古代からコンクリートはずっとあったのか疑問を抱きました。建築史の専門書を開けばわかるのかもしれませんが、簡単に発祥の地や普及の過程、発明した人なんかをご存知の方、お教え願います。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#65504
noname#65504
回答No.3

まず用語を整理しましょう。 セメントは水と反応して硬化します。 セメントと水を混ぜ合わせたものをセメントペーストといいます。 これに細骨材(砂)を混ぜたものをモルタルといいます。 モルタルに粗骨材(砂利)を混ぜたものがコンクリートといいます。 質問者がいっているのはコンクリートというよりも、セメント硬化物の歴史だと思いますので、そこから回答します。 セメントを水と混ぜ合わせたセメントペーストは現在のコンクリート構造物のように構造材として利用される以前から、組積造等の接着剤として利用されており、紀元前数千年のエジプトでは既にモルタルが、紀元前数世紀にローマ人が海中工事に使用したと言われています。 現在のコンクリート製造の元となる石灰を焼いてセメントを作る方法は18世紀終わりにおこわれるようになりました(天然セメント)。 19世紀にJeseph Aspdinというひとが、石灰に粘土を混ぜて焼くことにより人工的セメント製造法を発明し、1824年に特許を取得しています。これが現在使用されているポルトランドセメントです。 その後、鋼材大量生産にされる時代になって、引っ張りに弱いセメント硬化物に鉄筋で補強する方法が発明され、鉄筋コンクリート構造物が普及しました。

nisigamo
質問者

お礼

よくわかりました。ありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • ipa222
  • ベストアンサー率20% (903/4455)
回答No.2

コンクリート(モルタル)は、わりと漆喰と近いです。 石灰と水の化学反応で硬化させるということですから。 日本でも石積みの目地とかにも使われていますね。 エジプトのピラミッドの石の中に髪の毛が入っていたということから、人造石ではないかという説もあるようですね。 ヨーロッパは石灰の多い土壌ですから普及が早かったのでしょう。

  • ftomo100
  • ベストアンサー率41% (297/723)
回答No.1

鹿島建設公式サイトより  コンクリートの歴史は古く、これを発明したのはローマ人といわれており、橋や水道橋をつくるにあたっても、使用していたようです。しかし、コンクリートが構造物の建設に本格的に使用されるようになったのは近代になってからです。18世紀になって、現代のセメントと同じ、ポルトランドセメントが発明され、セメント工場がヨーロッパ各地で建設されるようになり、コンクリートは急速に普及しました。

参考URL:
http://www.kajima.co.jp/gallery/const_museum/hashi/history/04/main4.html

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