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どうして年金は足りなくなったのか
今の年金制度の仕組みはなんでしょうか。 どうして予定通り、60歳から支給できなくなったのでしょうか。よく、若い人が少なくなったからといわれているのですけど、実質的には自分の支給分が自分がためていたという仕組みではないのでしょうか どこに問題があるのかを教えてください。
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いくつか指摘があったので関係情報を。 まず.国民の生活水準について。 「生活大国5ヵ年計画」という政府の計画がありました。これは欧米から批判を浴びている「働きすぎ」「ウサギ小屋」住宅などの低生活水準を改善する目的で計画されたものです。 欧米各国に対する対応として.国民の最低限の生活水準として.子の程度の内容を確保する必要があります。 次に.昭和50年代の「学者が指摘した年金の破綻」について。 当時は. 「積みたててその分を受け取る」という方針で支給額が確保できない見込みが立ちました。そこでごまかしをしたのです。年金積みたて額年収の15%のほかに.雇用先の企業に対して同額の負担をすることにより.国民の負担を増やすことなく年金の支給を確保する.ということでした。これで.「個人が負担した額は帰ってくる」としました。現実には企業負担分(本来は個人の給与として支払われるべきもの)分15%が目減りするのです。 この「水からが積みたてた額が帰ってこない」ことを指摘して「破綻する」と指摘したのです。 この破綻の原因は複数あります。 ひとつは. 企業年金の場合.「金利1%分を積みたてていれば残りの運用文は企業の利益として使って良い」として通常利益10%くらいあるにもかかわらず.1%を残して企業が使ってしまったこと。 もうひとつが.年金積みたて額を「適正に運用する」として.公共事業などに使ってしまったこと。この「使う分」が先に書いた「企業負担15%分」です。 学者が指摘したことは. 企業運用分10%をすべて年金として積みたてること. 政府運用分として「元本のみ保証」ではなく.企業運営と同程度の10%程度の運用を確保し.積みたてる必要がある ことです。ただ当時の厚生省の役人は「税金からその分は補填する」ということを指摘していました(NHK特集)。 本来「福祉」というものは.金持ちが貧乏人に対して行う行為です(誰でも良いですから教科書に載っているような経済学者の本を読んでください)。ですから財源は法人税増税・高額所得者に対する増税でまかなうべきものです。しかし.勝手な企業か・財界などはこれらを減税して加そう階級に負担の多い消費税増税にはしりました。このようなみ勝手な行為がより.負担が増える低所得者層の出生率低下につながります。 人口の減少について. 出生率の変化と勤労者世帯の収入の伸びを見ればある程度見当がつくのですが.勤労者世帯への資金流入が減ると出生率が低下する 傾向があります(近所の小学校の入学者数より)。昭和40年頃の不況で.その前は3-5人兄弟がほとんどだったのに.1-2人になってしまいました。石油ショック以後は1名程度に減ってきました。ここに.男女雇用均等法で.「女性を男性並に働かせる」事を義務付けた結果.「妊娠出産なんてしていたら給料が減る」からということで0人という家庭が多くなりました。 金がかかる育児をしないことにより.生活水準を確保するという手段を勤労者世帯が選択したのです。
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- mtld
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年金制度が出来ましたのは今から35~40年位前でしょうか 30年前には既にいずれ破綻する事について学者は指摘しておりました 当時この分野の学生は知っており この学生から聞いたのを思い出しました 当時私も若く高度経済成長期でもあり聞いた時 自分の身に降りかかってくるとは思いもよりませんでした 初めから無理があったのです 計算すれば解る事だったようです 詳しい事は聞いておりませんので勘弁を 一つにこんなのがあります 大した払い込み無しで受け取れた人がいるのです 実は私の父(自営業)はそれで年額は多くはありませんでしたが(半額位)長生きした為トータルで同額になったと思います 只このような人はどれだけいたのかは不明ですが それに加え他にもあるでしょうが子供が予想以上に減少している事が大きな原因の一つです 人口の減少は大きな問題で実は全問題の中核的なものです これが他の日本の将来に関わる全ての問題に関係しているのです 例えば雇用問題 2年前でしたか米議会に提出されたCIA報告では日本はいずれ外国人労働者を受け入れるしかないだろう とあります(当時のニュースより) 現在の日本の生活レベルを維持するにはこうするしかないのです 下げても構わなければ不要ですが 明日から車を止めてバイクや自転車に出来るでしょうか? しかしどの問題も どなたも言いませんが基本的には日本人が贅沢になった事 自己中心的になった事からきているのです。
5番です。 >最初から膨大な赤字で始まっているわけです。 これは.昭和50年代に「年金の切り替えをしなさい」という宣伝をして.かなりの人の年金の切り替えを促進しました。その結果.その後の増額が打ちきられ.角栄の年金政策による資金的不足は解消されました。 当時の新聞報道を見てください「切り替えが順調に進んだから.財源の不足は解消された」とありますから。 石油ショックの後で財政が圧迫された時期です。子のときに健全な状態に直しています。
- nao0504
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「実質的には自分の支給分を自分がためていたという仕組みではないのでしょうか」とありますが、そうだったら、今日のような問題は起きません。学資保険のような貯蓄保険が深刻な危機にあるなんて聞かないじゃないですか。 やはり人口が増加すること、経済がインフレ状態にあることを前提に制度設計されているというのが最も大きな問題だろうと思います。 その上で、人口増加率やインフレ率をかなり都合よく解釈していたので、資金の運用がいい加減でもそれほど問題とは考えられなかったようです。人が増えれば掛け金は増えるし、インフレ傾向の時に、資金を安全第一で眠らせていたら目減りするばかりですからね。放っておいて損するぐらいなら使ってしまえ、といったところでしょうか。見込み違いが明白となり、もはや言いつくろえないところまできたので、今日大きな話題になっているのです。
- nande2kotaemasu
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無能な社保庁が、バブル期のように無駄な投資をして目減りさせているのも関連していますが問題はそれ以前にあります。 日本では、年金制度は第二次大戦中に作られてます。国民総動員令の発想に基づいてできた制度です。この段階では完全積立方式ですから、現在のような年金の赤字は生まれません。 現在のような年金問題を生み出したのは、'73年に田中角栄が行った「年金給付額の拡大」です。この時、今まで支払っていない人にも一律5万円支払うという約束をしたため、最初から膨大な赤字で始まっているわけです。 年金はネズミ講のようなものであって、最初に入った人は支払った以上に貰えて、後になるほど負担額よりも貰える額の方が少ない、もしくは、貰えない可能性もあるわけです。
#1です。 老人のために、若い人が、お金を払って、支える。 その子供が、減ったので破綻する。 これは、今の政治家が言っている良い訳に すぎません。 今60歳ぐらいの人は、多額の保険料を払って いました。 それを使ってしまったのが、大きな原因です。 少子化になることが分かっているなら、対策を 打つべきだったのですが、打たずに、無駄遣い をしてしまったことが敗因です。
私が若い頃.ちょうど年金精度ができた頃の政府の宣伝では. 集めた金を政府が投資運用して.年金として老後に支払う という説明でした。 しかし.既にあるような言い方に変更になりました。 それから.バブル崩壊直後の株化暴落の買支えに年金資金を使ってしまいほとんどの年金が破綻しました。 また.経済機関車論として.資金供給を増やすために.年金を使ってリゾート施設などの娯楽施設建設等の対外支払いに使いました。これは.年金を使って物を購入し.リベートが役人・政界人の元に集まるという精度です(既に回答有り)。 役人が自分たちの利益の為に使ってしまったから.破綻したというます。人口増加については.同じ担当である厚生省が統計を取っているのですから.「はずれた」のは厚生省の責任ですから。
えっと、まだ、年金は足りなくはなってはいませんよ。 近い将来、足りなくなるということです。 年金の仕組みは、他の方が回答しているように、 「年金を払う人(払った)人のお金を集めて」、「年金を貰う人に渡す」という仕組みです。 今の国民年金、さらに解りやすくするために数字を簡単にします。 まず、払う人が国民年金を月10000円払うとします。国民年金貰う人は、月5万だとします。 単純に考えて一人に国民年金を渡すために5人が払わなければならないのです。 日本は、高度経済成長からバブル時代、バブル余波時代を得て、今の不況に至ります。 バブル時代、つまり、収入が多く、また子供も昔に比べ少なくはなってはいたが、3,4人はいたと思います。 収入が多いということは、年金の払い額も多かったわけです。(厚生年金というものがあり、収入に応じて決まる。多く払った分、もらう時ももらえる額が多い) で、貰う人も今よりも少なかった(払う人に対して、貰う人が)ので、余っていました。それで確か、株とかやって失敗したような気がします。それで、今でも余っていて2兆円ぐらい余っているはずです。 ですが、国民全員が年金を支払わなくなれば、2年で底が尽きるという金額です。 で、 問題1つ目、バブル時代に多く払っていた人が年金を貰う側になった場合、上記の通り、多く貰います。それで不足する 問題2つ目、不況により、正社員の給料、正社員の減少(派遣、フリーターが多い)、また、年金未加入者が多く、年金が充分に集まっていない。 問題3つ目、これから子供が少なく、貰う人(定年者)が多くなるため、5人で1人負担が、2人で1人負担のような形になっていき、払う人がより多く負担することになる。負担すればするほど、子供にお金をかけることができなくなり、子供産まなくなる原因の「1つ」となる。 それでも間に合わない場合やそれじゃ嫌だという場合、貰う人側の貰う量を減らすことにする。ちなみに今、これが始まります。だから、今払わなければいけない人は、将来性が無いと思い払わない、だから集まらない。 問題4つ目、社会保険庁の使い込みやバブル時代に株へ投資して失敗したことにより、無駄な出費となった。余談ですが、このことから、独自に収入を確保できる省庁は、おいしい汁を吸っている可能性がある。 対策としては、現状の仕組みを直さないとしたら、外貨をたくさん日本に入れて、1日に動くお金の量を増やすしかない。そうすれば、消費税などを多く税金として回るし、一人当たりの給料が増える。だから、多く年金を払う。 でも、産まれる子供が少なくなる(少子化)が進めばいつか問題と直面すると思われる。 個人的要望、僕は20歳だが、65歳にはしっかり貰いたい。民間の年金よりもかなり「まし」な年金制度であることには変わりない。正直言って、長生きすれば払った分より多く貰える。だから、期待して払っています。障害年金も当てにしるので。
問題は使い方です。 「年金制度の仕組み」については過去の質問を検索すると関連したことが有ると思いますので、それ以外の事を少し補足します。 社会保険庁の元職員の方が我慢できず、内部告発してくれました。 その内容は、職員の人たちはあまりにも仕事をしない為に、自分たちの職場の『座席表』すら作らず、外注として業者に依頼していたそうです。モチロン国民から集めたお金を業者に多めに支払って。しかも、できた物をチェックし『監査料』としてお金を納めさせていた(キャッシュバック)と言う事です。 こればかりではなく、動物しかいないような場所に保養所をつくったり・・・・・・。 『国民年金』といいながら実際には『官僚年金』だったことが問題で、政治家などが言う『少子化』は問題の本質ではありません。 『参考URL』は過去の質問から直接関連するものを選んでおきました。年金の仕組みについて知ることができます。
- parts
- ベストアンサー率62% (6366/10151)
Q/実質的には自分の支給分が自分がためていたという仕組みではないのでしょうか A/違いますね。自分の支給分が自分が払ったお金なら、今のお年寄りやこれまでのお年寄りは年金が大してもらえないですし、逆に今の自分の払っている月数万の年金で、月に何日生活できるか・・・国民年金なら一月1万数千円ですから、一ヶ月一万円生活のような暮らしになる。しかも、40年働くと仮定して40年生きればその後は保証がありません。そういう計算になる。 これは、今のお年寄りを養うために、今の人がお金を払い。未来に自分を養うために、自分の子供達がお金を払うという制度です。今では助け合いの精神に近い制度ですね。 人口が増え続け、生活水準が向上すると仮定した場合は、それでよい結果になりますが、人口が減りお年寄りの人口が増加するようになると逆に、養う人が減るためまかなうことができなくなるのです。 また、長寿国になればなるほど年金制度を圧迫するというところですかね。これじゃあ、若者があれるのも分かる気がするが・・・ もしも、この制度を維持するならば、子供を産めない、作れない体の人は例外として、子供をしっかり育て社会に貢献できる人(働ける)に育てた場合のみ、子供の人数に沿った年金を支給するという制度を作るかな? それか、いっそ制度そのものを廃止するかですね。 どんな制度を取っても、どうしてもこの問題には矛盾があります。人口が増えすぎれば他の問題も出てきますしね。これから、どの国でも人口が減り医療が進み高齢化が進む社会が訪れれば、この問題が深刻になります。日本の場合は、これまでのお金を貯めていれば確かに今は問題はないのですが、少子化に歯止めが掛からなければ、そのお金もいつかは枯渇しますからね。その間に少子化の歯止めが掛かるかどうかは、今の社会では難しいかな? まあ、一番自然なのは、子供を産みたいと思う社会を作り、自然にお年寄りの人口比率を減らす何かを打ち立てることでしょう。子供が社会の半分以上を占めるようになれば、若者の意見が多数となり、政策が若返ることになります。若い世代がこれからを作るわけで、お年寄りは、遠い未来より今を考えますからね。
(1)自民党が票獲得のために、たいして払って いない人に、多額の年金を払った。 (2)貯めることをせずに、使ってしまった。 要は、貯めなかったことが敗因です。