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ヒノキを高く売る方法
最近叔父から「田舎に持っている山のヒノキを売れないだろうか」と聞かれました。 早速現地に行ってみたところ、樹齢50年を超えるヒノキの大木が腐るほど生えてました。 これはもしかすると・・と思いましたが、都会暮らしの林業とは無縁の世界。木材を売るという方法は見当もつきません。 建材問屋などよりも、なるべく高く売るため消費者と直取引をすればいいのか。少々単価が安くても大口の取引先見つけるべきなのか。色々考えましたがサッパリです。 分かりづらい文章になってしまいましたがよろしくお願いいたします。
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こんばんは。 ご相談なさる位ですから、木材の伐採、搬出の術などの予備知識が無いものと思いアドバイスまでです。 現在は国産材は非常に安い状態が続いています。理由があります。(主なものだけで4つ) A,何らかの理由で伐採適期まで待たず、木が熟さないうちに販売する。 B,森林の手入れが悪いが故、木材の品質が悪い C,伐採などの諸経費が高い D,風評を利用して、意図的に安く買おうとする動きがある(製品としての価格はむしろ価格が上昇しています) まず針葉樹の場合は、一般に樹齢60年を境に、材積(木材の体積)当たりの単価が上昇するものと覚えておいてください。 但しヒノキ(檜)の場合、本州では樹齢80年経過しないと、材積当たりの単価が極めて低くなる可能性があります。なぜかと言うと、成長が他の針葉樹よりも遅く、建築材に利用する材を得るには時間がかかるからです。(四国、九州地方等、成長が早い土地である場合は樹齢30年当たりから用材として販売可能です) >大口の取引先見つけるべきなのか 私は(土地を売らないで)立木だけで販売をなさる事をお薦めします。つまり、木を伐採せずに、木が生きたまま相手に売れば良い・・・自分の費用で伐採せず、買い取った側に全部預ける事になります。 (※立木・・・原木のように伐採していない状態) そうすれば、質問者さんは木材の代金だけを受け取るだけで済みます。搬出に関しては、一切の手続を買い取り側に任せるよう契約します。(土地の通過の手続き、伐採経費、運送料など) もし、相手が立木を買い取ったとして、買取相手が今切りたくない、成熟してから(または自由な時期に)伐採したいという場合は、林地の賃貸契約を結び、木材の売却代金のほかに、毎月○○万円で土地の賃貸代金を受け取る事が出来ます。 質問者さんの叔父様の場合は、現在樹齢約50年、伐採適期から20年は早く売られるので、あまり価格が期待できない(Aの理由)と思ってください。 他の回答者さんがおっしゃる手段や、私の提示した手段で販売するにしても、次のことに注意してください ○実際に山に木材が何立方メートルあるか確認する必要があります。一般人には難しいので、買い手意外の専門家(他の山林所有者、森林組合など)に材積を試算してもらいます。(買取側が意図的に安い価格を提示する場合が有った場合、価格交渉を有利に運ぶ為の予備知識になります) ○トラブル予防のためにも、説明、現地案内など、面倒でも第三者(信用できる方、信用の置ける専門家)に同行してもらいましょう。 急な財産の処分などの場合は止むを得ませんが、市場価格の上昇を待つと言うよりは、材木の等級(つまり材料としての等級)が付いてくる80年目、以後は100年が販売するにしても有利だと思います。山林の固定資産税はかなり安いし。 また、買取先は個人、材木商等がありますが、飛び込みで製材所、木材商に申し出ると言うほかに、木材市場の関係者や森林組合に紹介を受けると言う方法もあります。 他の方とあわせて参考になれば。
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- okamura1215
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>建材問屋などよりも、なるべく高く売るため消費者と直取引をすればいいのか? (切り出したままの状態の木を原木と言います。) まず直接には売れません。 切り出したままの原木だとまずそのままでは使えません。 消費者で一番買いそうなのは工芸品などを作っている所かもしれませんが それには皮を剥き乾燥材でないと使えないので かなりの大きさも必要でそんなに高くはありません。 また製材所あたりに持ち込んでもけっして高値では売れません。 何故なら木材(原木)市場で買うより安い値段なら喜んで買うでしょうが それじゃ意味がないです。 だったら木材(原木)市場に持ち込んだほうが手っ取り早いです。 木材市場に持ち込んで売ってもらうと即現金で払ってくれるはずです。 だたし手数料や整理代などの名目で12%前後は取られます。(地区で相場がちがうかも) 切り出しから市場に運ぶトラック代、その他の手間と経費をさっぴくと ほとんど手元には残りません。 厳しいですがこれが今 林業業界を取り巻く現実です。 材木市場では1立米(1リュウベ)いくら と言う単位で取引になります。 ここで取引金額を言うわけにはいきませんが 木材市場にその旨を説明すれば相場の値段を教えてもらえるでしょうが信じられないくらいの安い単価です。 しかし処分を目的なら電話帳などで地元の材木(原木)市場を調べられて問い合わせされると良いと思います。 (どの地区にも材木市場・原木も扱っている市場が必ずあるはずです。) ちなみにNO1さんの言われる方法もないではないですが 製材所に持ち込み つきっ切りで製材の指示、もしくは賃引きにしたって 手間だしかなりお金がかかります。 その後の乾燥させる場所、ひねり・くせりによるロス、販路・・・とても片手間では無理でしょう。 で、私個人の意見では (1)材木市場に持ち込んで売ってもらう。 (2)もうしばらく丹念に手入れをして様子を見る。(桧の相場が上がるのを待つ。ただし当分はあがらない。) せめて20年前ならもう少し良かったかも・・・・? または手入れして樹齢100年位まで待つ。 以上ですが・・・参考になりますか?
お礼
丁寧なご回答本当にありがとうございます。 専門家の方らしい現場の情報はまさに知りたかったことです。 1立米単位で取引されるということ、原木市場というものがあり、12%前後も手数料がかかること。知らないことだらけでとても参考になります。 おっしゃるように、消費者と直接取引というのはやはり難しいようですね。 一度現地の関係者に体積、経費等詳しく調べてもらおうと思います。 しかし処分目的というわけではありませんので様子を見ることになりそうです。 貴重なご意見ありがとうございました!!
- bonbabon
- ベストアンサー率44% (8/18)
以前、私の実家で話題になった事がありました。 私の実家もわずかですが山林を所有しており、やはり30~40年位経っていますので売る事を考えた様です。 地元の製材店に話をした所、伐採にかかる費用と伐採地からトラックの入れる道路までのルート確保の費用を考えると二束三文になってしまうとの事で、現在は見送っているようです。 私の実家での場合は、積み出し地までのルートで他の所有者の土地を通らなければいけないので、その地権者との折衝にも融通のきく地元の業者に話をしたのですが、費用は結構かかってしまうようです。 私の実家では樹種が杉である為、単価が非常に安く経費がかかる割に利益が得られない様です。 いずれにしてもこのまま放置も出来ない(実家の両親が高齢で管理も出来なくなる)ので近い将来には、処理をしないといけない事なのですが・・・ 消費者をご自分で探すのはご苦労されるのではないでしょうか? まずは、製材店や問屋さんなどに相談してみては如何でしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。 すごくよく似た状況ですね。 私の実家の場合は、所有している山はすぐ道路に面しており幾分かは融通か利くようです。 といっても簡単に大金を・・・とはいかないことを改めて実感いたしました。一度現地の関係者に問い合わせてみることにします。 同じ経験をされた方のご意見、とても参考になりました!!ありがとうございました。
- dokokani
- ベストアンサー率29% (92/311)
消費者と直接契約という場合には、何らかの加工をすることを考えて細かな対応(個別の対応)をすることを考えていかないといけないと思います。 例えばヤフーのオークションを参照してみてください。 ある程度製材して日曜大工(DIY)で簡単に加工できるレベルにまでは調整しています。 もしくはテーブルの天板やガーデニングなどに応用できるよう板状にしないと利用しにくかったりします。 一般人は木材加工用の大型工具類をもっていない場合が普通なので、そういう細かい対応が出来るかもポイントかもしれません。 (購入者からの一意見でした。)
お礼
ご回答ありがとうございます。 早速ヤフオク見てみました。結構多くの出品があって驚きです。 やはりあの段階まで加工、そして個別の対応をするのはまず不可能に近いと実感しました。 貴重なご意見ありがとうございました!!
お礼
ご回答ありがとうございます! おっしゃるように予備知識は皆無です。 かなり具体的な話をしていただいてとても参考になりました。 素人の私からみて「樹齢50年」はかなりの数字だと思っていたのですが、全くの勘違いだったようですね。 そして立木のまま売るという方法、私には考えもつきませんでした。手間や手軽さを考えるとかなり有効な方法だとですね。 ですが特に急ぐというわけでもありませんし、やはりもう少し様子を見るべきだと感じました。幸い叔父はまだまだ現役ですので管理に問題はないと思います。 一度現地の利害関係のない知り合いに頼んで山を見てもらおうと思います。 貴重なご意見本当にありがとうございました!!