年金改革を考えたとき消費税引き上げは避けては通れない問題です。
政府に対応して欲しい課題として世論の筆頭は年金です。
保険料が上がって給付が下がるということを問題としている人が大半かとは思いますが、
そもそも今の年金制度は不公平が多すぎです。憲法で保障されている平等からかけはなれています。
国民年金の保険料を消費税でまかなうようにすれば
(1)第3号被保険者(いわゆるサラリーマンの妻など)のように保険料を払ってないのに払ったことにしてくれる。
という不合理さがなくなります。
ちなみに、3号の保険料は世の2号被保険者全員で払ってあげてるのに近い。働く女性が、「何でお隣の奥さんの分まで私たちが面倒みなきゃならないの」と腹立たしく感じて当たり前です。
(2)過去の年金改正は常に既得権の保護を優先してきました。その結果、殆ど年金を払ってない世代、あるいは保険料が安かった時代の受給者の方がこれからもらう世代より沢山もらえる状況です。資産を沢山持ってる人が多いのに・・・です。
せめて、少し高い消費税を払って後の世代ばかりにツケを残さないようにして欲しいものです。
(3)年金は将来もらえなくなると洗脳されて、納付をしない人たちの対策になります。
今の制度のままだと、そういう人たちは本当に将来無年金者になります。個人年金をやっていたり、充分な貯蓄があればまだいいですが、そうでない人たちはどうなるでしょう。
生活保護受給者を増やす要因になりかねません。生活保護は税金です。若いときは年金を納めず自分の遊びにお金を使って、年取ってからは無年金者だから税金で生活保護を受けます。その生活保護はもらえる金額がまじめに年金を納めていた人たちより多いです。といったら、社会制度のゆがみとしか思えない不公平さがよくわかるでしょう。
ということで、私は実は消費税を上げることに賛成なのです。
ただし、条件があって。
(1)年金改革を国民の納得いくようなかたちで進める。
(2)新たに増えた税金は、社会保障制度以外には使わない。
(3)消費税を上げる前に、公務員による無駄遣いなどを徹底的に改善する。
質問者様と見た目は真っ向からぶつかってるかもしれませんが、実は、政府がやるべきことをやった上で、それでも必要だから引き上げるという場合には納得がいくのではないでしょうか。
やるべきことをやらないで(税金の無駄遣いをそのまま続けて)消費税の引き上げだけをやろうとするからみんな反対なだけだと私は思っています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 99%起こり得るのですか? はあ、ならないのは有り得ないんですね。 それでも年金制度をきちんとして頂けるのならば文句はないのですが、どうなるのでしょうか。