バイリンガル、トリリンガルなどになるには語学上(大脳生理学的に)「9歳の壁」というものが存在します。これを過ぎるとネイティブの発音にならない、というやつです。逆に言うと、9歳までにどうにかできるとまったくのネイティブと同じ発音を習得することが可能です。
海外へ転居したお子様の場合、第2言語(この場合は英語)の習得は第1言語の発達に比例すると言われます。子供がつたない日本語しか話せないようだと、英語もつたなく、習得には時間がかかります。つまり、5歳位では第1言語である日本語の習得が最重要であると思います。
最悪なのは家でも不得意な言語を使用した場合です。日本人が不十分な英語でお子様を育てた場合などです。弱い第1言語は多くの障害を生みます。バイリンガル、といわれても両方とも日常会話レヴェルで止まって、学習言語(簡単に言うと学校で勉強に使えるくらいの言葉)としてはまったく不十分になっていている場合があります。
今アメリカ在住です。私の2人の子供の一人は6歳です。1年以上たちますがそれでも英語で非常に苦しんでいます。生活するための言葉と、勉強で使う言葉のレヴェルが違うためです。どんなに頑張っても学習言語の習得は3-5年かかると言います。どこまでのレヴェルを期待しているかによりますが、相当頑張っても英語の習得はつらいものです。目的がなければなおさらです。
私個人としては7.8歳まではゆっくり日本語を伸ばしてあげた方がいいと思います。日本で2,3歳から英会話教室をやってきた7,8歳の子供も、こちらではまったく英語は通じません。でも、日本語がうまくてお話好きで、コミュニケーションに長けている子供は1年以内にかなり上達します。もともとの言語能力を応用できるからだと思います。
正直、英語は9歳過ぎでもいいと思ってます。程度にもよりますが、こちらで流暢なネイティブ発音する「おばかさん」の人(多いですよ)と、知的なノンネイティブでは、知的な人のほうが生き残れます。
以前にも似た回答をしてますが容赦を。ご参考になりましたら幸いです。
お礼
アドバイスありがとうございました。 確かに今は日本語力も問われていますよね。 日本語の絵本は好きなので、よく読んであげています。 絵本が小さいころから好きだった割りに、ひらがなを覚えるのが遅かったので、それにもあせっていましたが、覚えだしたら、カタカナもあっという間でした。 子供の力を信じて、今は興味のある日本語で色々経験させ、私は英語に触れている姿勢を見せてみようかと思います。