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基礎工事アンカーボルトの修正方法
基礎工事が終わり5月7日から建屋の工事が始まります。コンクリートから20cmくらい出ているアンカーボルトが傾いていた(配筋とアンカーボルトの針金固定無し)ので現場監督さんに基礎を痛めるようなハンマーで叩くのではなく、納得の行く修正法を連絡ねがいますと4月30日夕刻御願いしました。念のため5月2日アンカーボルトの傾斜角度を測定に行くと、昨日のうちに74本中61本が埋め込み直し修正され、ボルトには引き抜いたときの傷がついていました。建築業者は連休中で、連休明けには問題無いと言い張るに決まっています。このまま工事を続行させても、強度・耐久性は大丈夫でしょうか? 今後の適切な処置方法を教えてください。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家佐藤 直子(@n-space) 建築士
アンカーボルトというのは土台と基礎を緊結し、 主に引き抜きの力に対抗する物です。 40センチくらいの長さで先端がJ(L)の字になって(フックといいます)コンクリートから抜けないようになっています。 多少の傾きを重視するより、 土台のせいからねじ山が数センチ出るか、基礎の真ん中にきちんと埋め込まれているか、のほうが大切なことです。 20センチもでていると逆に出すぎ(埋め込みの長さ大丈夫?)のような気もするのですけど…25センチくらい埋め込むのが通常です。 無論傾きがあまりにひどい場合は補強・補正が必要ですが、充分な強度が出る前にたたくとコンクリートを痛めます。 立ち上がりの基礎の巾が120ミリより大きめの135ミリや150ミリであれば、傾いていてもかぶり厚は取れていると思われます。 20度の傾きはひどいですね…。これでは土台の真ん中にこないのでは…。 ユンボで無理やり曲げたのでしょうか…。 直接設計事務所に依頼して、工務店を選定した場合は監理者(設計士)が間に入ってくれますが、 (その場合は設計監理料は10%前後発生します。) 工務店に依頼し、設計者が工務店の下請けになっている場合や工務店が設計施工の場合は、 工務店と交渉するしかないです。 第三者の専門家に依頼して監理してもらうこともできます。
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...
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