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現代俳句の読み方
津沢マサ子さんの俳句に 裸木と ひっそり逢っている 没り日 というのがありますが、「没り日」をなんと読むのかわかりません。どなたか教えてください。 また、句の意味もわかれば、あわせて教えてください。
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『いりひ』じゃあないですか? 字面からして沈んでいく太陽・夕日のことと取って良さそうなので。普通は『入日』と書きますが、沈むイメージを強調しようとしての当て字か、ひょっとしてそういう表記もあるのかもしれません。 句の意味ですが、『空の高いところにあった太陽がやがて沈んできて、地面(=低いところ)に立つ枯れ木と重なって見えている情景』を描写したものですね。『落日』『枯れ木』とも没落を暗喩するモチーフで、『ひっそり』という形容も合わせて寂しさ・物悲しさ等を表現しているのではないかと思います。更にひょっとすると人生の行く末等も暗示しているかもしれませんが、それはちょっと深読みしすぎでしょうかね(笑)。
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ありがとうございました。参考になりました。