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落葉樹の性質について
何で、冬になると、葉が落ちるのですか。 葉が、落ちない木もあるのに、どうしてかな。 こどもに答えてあげられるようにしたいのですが。
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葉の小さいものが寒さに強いなんて、子供にウソを教えちゃいけませんよ。 確かにスギとかは葉が小さく常緑性ですが、ツバキやミカンは比較的大きいですよ。また、ビワ(葉の長さ20cm、幅10cm位)が近くにあったらどのように説明します? また、水分の欠乏が原因となって葉が落ちることはありますが、それは病害・虫害や機械的障害により、死にかかっている時の話です。 植物は昼間の長さや気温の変化を敏感に感じ取り、冬の訪れが近いことを知ります。本格的な寒さが訪れる前に越冬の準備をしなければなりません。 夏の間に急激に育つことができるが、茎が柔らかく弱い草花類はどんなにがんばっても植物体のままでは冬を越せないので、種子をつけ、それを遠くに飛ばすことで冬を乗り越えようとします。 樹木は草花に比べると成長は遅いですが、丈夫で堅い茎を持っていますから、植物体のままで越冬しようとします。 夏の間、薄くて柔らかい葉っぱを広げて、太陽の光を一杯に吸収した樹木たちにとっては、葉には未練はありません。葉から栄養分(糖分)を引き上げ、幹に蓄えて、茎が凍り難くします(不凍液のようなものです)。 一方、堅くて厚みのある葉を持つ樹木たちは、葉を広げるのにコストがかかっているので、簡単に諦めてしまうわけにはいきません。幹だけでなく葉にも糖分を蓄えて(そのため厚みがある)、植物体全体を凍り難くします。そして、冬の弱い光をも吸収して、少しでも大きくなって、夏の間、自分を日陰者にしていた落葉樹を追い越してしまおうとするのです。 お子さまと一緒に、色々な樹木の葉をみて下さい。冬も葉を落とさない樹木は葉が堅く厚みのあるものが多いです。なお、葉が落ちるのは冬だけではありません。常緑樹は春や初夏に古い葉を落とすことが多いです。ユズリハは特にそれが目立ちます。
- PapaSan
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「 Hiramatu 」さんの、答えで、十分ですが、 もっと小さいお子さんの場合は、 寒くなると、大きい葉っぱは、大きい文だけ寒く感じて、 小さい葉っぱは、小さいから、寒さに強いのです。 大きい葉っぱは、とっても我慢強いのですが、 それでもどんどん寒くなりと、 赤い顔して頑張っていたのが、 我慢できなくなって、葉っぱを落とすのです。 こんな所ですか。
木は、根から水を吸って、葉から水を出しています。 ところが、冬になると水を吸いにくくなります。でも、葉は水を出そうとしてしまうので、バランスをとるために葉を落としてしまうのです。 葉を落とさない木は、葉が出す水が少しなので、冬でも大丈夫なのです。 よく観察すると、冬に落ちる葉は幅が広いものが多く、冬でも落ちない葉は幅が狭いものが多いですね。葉が出す水の量と、関係があるような気がしませんか?