文面から推測する限り、乗用車(競技車輌を含む)の運転技術の事を指して居られる
と思いますので、その範囲で私的なコメントをさせて頂きます。
WRCがイチバンかどうかは定かではありませんが、F1は舗装サーキット(公道も
中にはありますが)に特化していることから、走る環境がかなり制限されます。
ラリーの場合、舗装とダートの両方がありますので、複数の路面への経験値という意
味でラリー屋のほうが上という事はあるかも知れません。
ただ、かつてフェラーリチームに在籍したカルロス・ロイテマンが引退後にWRCに転
向し、いきなり上位争いに加わった経緯もありますので、F1ドライバーでも適応能
力の高い人なら大丈夫の様です。
F1に限らなくとも、元レーシングドライバーの土屋圭一氏は、20年ほど前にTV番組の
企画でフレッシュマンクラスのダートラの大会に出て、まるでダートラに向かない
ノーマルスカイライン(R31)で、並み居る競技車輌を蹴散らして半分より上の順位に
食い込みましたし、中嶋悟監督も20年前にCGTVの第一回の放映時、雪道でノーマルの
ベンツ190を現役ラリードライバーが舌を巻くような巧みさでコントロールして見せ
ましたから、トップランキングに居た人は大抵器用なのでしょう。
英国の前座イベントで、WRCとF1のドライバーを5名ずつ選抜して、MGメトロ
か何かでワンメイクレースが開催されたのを一度だけ見たことがあります。その時優
勝したのは確かケケ・ロズベルグで、2位が僅差でスティグ・ブロンクヴィストとい
うラリードライバーと記憶しています。どちらも当時のチャンピオンドライバーでし
たので、巧い奴は何処で何に乗っても巧いんだなぁと思いました。
まぁ、サーキットでは意地でも負けたくなかったのでしょう。>ロズベルグ
なお、舗装路とグラベルの走り方は、全く別というほどは違いません。グラベルはタ
イヤのグリップ力に頼れませんが、ある程度手前から姿勢を作っていくのはどちらも
一緒です。ダートの方がアングルを大きく取る傾向は出ます。
砂漠はかなり違うかもしれませんねぇ。。(砂漠は流石に走ったことがないもので)