衆議院と参議院の役割分担について
長文で申し訳ありません。
現在、郵政民営化をめぐって解散し今日告示ですが、そもそも二院制であるが故のメリットとデメリットが両方露呈したと思います。
先ずメリットは二院制であるが故に国民の民意を問わずに国政が暴走することは無いという点です。
次にデメリットは、たった一つの法案の参議院での否決で解散せざるを得ない現在の議会制度の不備がはっきりしたということです。
確かに衆議院に再提出し、出席議員の3分の2以上の賛成で可決すれば法案は成立すると規定されていますが、これでは裏を返せば参議院の議決が衆議院の議決より優先されているということになってしまい、本来は力関係的に解散がありより民意を反映しやすい衆議院より参議院の議決の方が尊重されることになったしまいます。
理由は簡単で、衆議院の定数480(議長を除き議員全員が投票した場合は240人以上)人の過半数で議決したことを参議院の242人の過半数(同121人以上)で否決すればよいことになり、参議院の議決をひっくり返すには衆議院で3分の2以上(320人以上)の賛成が必要となります。
つまり単純計算すると参議院の121人が衆議院の320人に匹敵することになり、本来は解散により民意を反映しやすいはずの衆議院がないがしろにされているのです。
ただし一院制では、心もとないので(一院制だと議会を解散して選挙後まで緊急事態があっても議会が機能できず、内閣や省庁の暴走を止める仕組みが無くなります。)二院制を維持しながらこのような矛盾のない制度を発案できないものかと思い質問します。
私の提案として、
衆議院と参議院の議決が異なる場合(予算と条約の批准を除いて)は国民投票を実施することを義務づけ、国民投票の結果を両院の議決とする。
としてはいかがと思います。
「教えて!goo」に参加に皆様のご意見を頂戴したく質問します。
お礼
papabeatlesさん質問に答えていただいてありがとうございますm(_ _)m例えが最近のものでよくわかりました。 >>福岡の補選に注目してください。 注目してみます。